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「TPP交渉開始」TPPをめぐる6つの誤解と米国の戦略

~農業・自動車・保険だけでは済まないTPPの影響を徹底分析~
本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2013-07-23(火) 13:30~16:30
講師 株式会社大和総研
調査提言企画室
主席研究員
長谷部 正道 氏

東京大学法学部卒業後1981年運輸省入省。外務省経済局、OECD金融財務局、水産庁貿易調整官等を歴任。2011年より大和総研にて様々な調査・提言活動に従事。2000年ロンドン大学UCLにてLLM取得。神戸大学客員教授、早稲田大学・拓殖大学非常勤講師。日本国際法学会、日本国際経済法学会会員。内外情勢調査会等講演実績多数。専門は貿易・競争政策と交通・公共事業(PFI/PPP)

概要 いよいよ7月23日から日本のTPP交渉参加が開始される。本講演では、第一に、TPPを理解するための6つの誤解について説明し、TPPの全体像について的確に理解して頂く。第二に、TPP交渉の今までの経緯と、日米事前交渉の結果を検討し、第三に、TPP以外の、日中韓FTA, RCEP(東アジア地域包括的経済連携交渉)、日=EU経済連携協定など同時に進行している貿易交渉との相互関係を説明する。第四に、最近、米国議会に提出された調査書を基に、現在米国が日本にどのような懸念を有し、今後どのような要求を出してくる可能性があるのか、農業・自動車以外に我が国にどのような影響がありうるのかについて実際の米国との貿易交渉経験をもとにわかりやすく具体的に解説する。
セミナー詳細 1.TPPを巡る6つの誤解
(1)自由貿易は国民主権や平和主義と並ぶ世界的に普遍的な価値なのでしょうか?
(2)米国は世界の自由貿易主義を自ら率先して守る「自由の女神」でしょうか?
(3)TPPに入らないと日米安全保障体制は崩れてしまうのでしょうか?
(4)TPPというバスに飛び乗らないと日本は国際的に孤立してしまうのでしょうか?
(5)日本は本当に貿易立国なのでしょうか?
(6)韓国は本当に日本と比べて優れたFTA戦略を取っているのでしょうか?

2.EPAに対するこれまでのEPAの取り組み状況とTPPの徹底分析
(1)EPAに対するわが国のこれまでの取り組み状況
(2)TPP交渉の経緯 
(3)TPP交渉の各作業分野
(4)TPP交渉の問題点
(5)米国との事前協議の合意概要

3.同時並行する貿易交渉
(1)日中韓FTA
(2)東アジア地域包括経済連携交渉(RCEP)
(3)日=EU経済連携協定 
(4)WTOを巡る動き(ITA,TSA等)

4.日本に対する米国の見方(米国議会報告書より)
(1)米日経済関係;重要性、見通しと政策的な選択肢
(2)TPPと米国議会にとっての検討事項

5.質 疑 応 答 ※ 録音・ビデオ撮影・PCの使用等はご遠慮下さい

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