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金融機関におけるビッグデータ活用の高度化

本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2013-07-01(月) 13:30~16:30
講師 株式会社野村総合研究所
ICT・メディア産業コンサルティング部
主任コンサルタント
鈴木 良介 氏

2004年、株式会社野村総合研究所入社。以来、情報・通信業界に係る市場調査、コンサルティング、政策立案支援に従事。近年では、ビッグデータの活用について検討をしている。近著に『ビッグデータ・ビジネス』(日経文庫、2012年10月)。総務省「ビッグデータの活用に関するアドホックグループ」構成員(2012年5月まで)。

概要 金融機関におけるデータ活用は、他業種と比較して必ずしも優れたものではありません。もちろん、世界に展開するインターネットサービス事業者と比較して悲観的になる必要はありませんが、「業種・規制環境の違い」により、他人ごととするのも不用心でしょう。かつてイギリスTESCO社に注目が集まりました。流通の事業者のノウハウをもって、金融事業を手がけた先行例だったためです。TESCOにとどまらず、他業種の先鋭的なデータ活用方法を取り入れる金融事業者が海外を中心に増えてきています。「グーグルの元最高情報責任者が新たに起業した消費者金融」などは象徴的な事例といえます。本講演では、ビッグデータ活用の効用として「ひとりひとりに最適なサービスを提供する」「リアルタイム性高くサービスを提供する」という点に注目し、海外事例を中心に紹介します。銀行、証券、保険に関する商品開発・販売促進の両面に加え、金融業界にて特に留意するべき法令遵守・不正検知の事例について紹介します。ただし、諸外国の事例が国内法規と照らし援用可能であるかどうかは検討いたしません。
セミナー詳細 1.金融商品・サービスを高度化するためのデータ活用
(1)与信評価、加入審査の高度化
(2)運用の高度化
(3)より個人最適化した商品の開発など

2.販売施策を高度化するためのデータ活用
(1)最適なセグメントの探索と訴求      
(2)個別最適、リアルタイムでの訴求など   

3.不正防止・法令遵守のためのデータ活用
(1)コールセンター業務におけるリアルタイム不正検知
(2)社内不正の防止と検知など

4.異業種とのデータ連携  
(1)異業種が保有するデータの、金融領域における活用
  ~ソーシャルメディアデータの活用、なぜその人がお金が必要なのかを理解する
(2)金融業界が保有するデータの、異分野における活用
  ~口座残高連動広告、決済データからの位置情報抽出

5.金融以外の領域における先鋭的な事例の紹介と金融業界への示唆
(1)ウォルマートはなぜカレンダー会社を買収したのか
(2)店舗内での顧客の振る舞いを機械的に理解する
(3)時々刻々と料金が変動する携帯電話サービス
(4)一口ごとに早食いを諌めるフォーク

6.質 疑 応 答

※ 録音・ビデオ撮影・PCの使用等はご遠慮下さい

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