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金融機関におけるリテールマーケティングの再構築

本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2013-06-25(火) 13:30~16:30
講師 株式会社 ジェネックスパートナーズ
パートナー
安田 雄彦 氏

日本長期信用銀行(現新生銀行)を経てA.T.カーニーに転じ、同社に11年半在籍した後、2012年1月よりジェネックスパートナーズに参画。金融機関を主体に、全社戦略、マーケティング戦略、チャネル戦略、営業改革、業務改革など、多様なテーマでのコンサルティング業務や講演・執筆活動に注力。
大阪府出身。一橋大学商学部卒業。日本証券アナリスト協会検定会員

概要 個人金融資産市場は日本の名目GDPの約3倍の規模を有し、(リーマンショック後の一時期を除き)中長期的には伸張しつづけてきた成長市場と捉えることができる。だが、今後は少子高齢化等により、成長の鈍化が見込まれているだけではなく、そもそもこの市場の取り込みは容易ではない。顧客のニーズも多様である一方で、金融商品も多様化・複雑化し、チャネルもインターネットやモバイルなど多様化してきており、これらに将来の市場環境や、年金、税制、金融規制等の動向や競合金融機関の動向も勘案しつつ、有限な経営資源を最適配分する視点からリテール戦略を策定する必要があるからである。他方、顧客側も、大量の金融関連情報を容易に入手できるようになった半面、ライフステージに合った金融商品の選定を自身で行うことが困難になってきており、ここにリテール戦略構築上のヒントがあるのではないか。本セミナーでは、マーケティングの発想から、リテール戦略再構築の方向性を考察するものである。将来想定される環境変化も視野に、顧客視点での(潜在)ニーズを整理した上で、他のサービス業や欧米の事例からも学びつつ、リテールマーケティング再構築の視点やその具体策構築のポイントについて解説する。
セミナー詳細 1.はじめに~金融機関にとってのリテール分野強化の意義
(1)金融機関におけるリテール分野の重要性
(2)金融機関のリテール戦略におけるマーケティング的視点の重要性

2.リテールマーケットにおける顧客の(潜在)ニーズや将来想定される環境変化
(1)顧客の(潜在)ニーズを統計データから把握
(2)リテールマーケティングを考える上での環境変化(制度面、技術革新、社会構造等)

3.金融機関のリテールマーケティングの課題
(1)金融機関の特殊性とサービス業としての共通性をどう考えるか
(2)マーケティング的な思想はあるか~なぜネット系や流通系の金融機関は成功しているか
(3)異業種(小売・サービス業)や海外金融事例に学ぶリテールマーケティングの要諦
 ~過疎地の県にて過去10年間で売上を2倍にした自動車ディーラーのマーケティング
 ~飽食の時代に急成長を遂げた外食企業におけるマーケティング
 ~顧客セグメントごとの商品・サービス戦略で成功した欧米金融のマーケティング

4.金融機関のリテールマーケティングの再構築へ向けて
(1)基本的な考え方(3つのポイント)
(2)顧客戦略
(3)商品・サービス戦略
(4)チャネル戦略
(5)マーケティング戦略と整合した組織・体制作り

5.質 疑 応 答 ※ 録音・ビデオ撮影・PCの使用等はご遠慮下さい

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