ノンバンクの将来展望と課題「金融機関並みのノンバンク」の将来像と新たな投資対象としての可能性、上限金利規制ほか平成18年制度改正に向けて |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2005-03-24(木) 13:30~16:30 |
講師 |
経済産業省大臣官房 課長補佐 専修大学客員教授 石川 和男 氏 株式会社ニッシン 取締役財務部長 ニューヨーク州弁護士 野尻 明裕 氏
【石川氏】 |
概要 |
ノンバンクは貸金業を営み、銀行よりも迅速に融資してくれる。これはノンバンクの「正」の部分である。高利貸し、サラ金などと呼ばれ、過剰融資や違法取立がしばしば社会問題化することがある。これはノンバンクの「負」の部分だ。ノンバンクを巡っては、「負」の部分に焦点が当てられがちである。ここ最近も取締り規制強化が続き、平成12年改正(上限金利の引下げ等)や平成15年改正(ヤミ金融業者への罰則強化等)が施された。平成18年に再び関連制度の見直しが予定されるが、またもや規制強化か。 昨年、大手都市銀行と大手消費者金融会社の合併型提携が相次いで発表された。銀行とノンバンクが本格的に協調し始めたのだ。ノンバンク関連制度においても、社債発行による貸付原資調達の解禁や債権譲渡規制の緩和が措置された。市場でも制度的にも、ノンバンクを金融機関並みに位置付けようという動きが本格化してきたと言えよう。しかし、優良なノンバンクを金融市場の中で確実な位置付けを与えるには、いま一つ障壁が幾つか残されている。 本講演では、経済産業省の現役官僚である石川と財務省・金融庁官僚からノンバンク業界に転進した野尻が、資金需要者からみてより有用で、かつ、資本市場からみて新たな投資対象となりうるノンバンクの展望と課題を提示する。ノンバンクの将来像、さらには銀行との棲み分け等について示唆するとともに、平成18年に向けたひとつの方向性を検討する。 |
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セミナー詳細 |
1.ノンバンクの役割と関連制度の沿革について ・ノンバンクへのニーズ ・貸金業規制法と出資法の沿革 2.ノンバンクと資本市場との新たな関係構築に向けて ・社債発行による資金調達への途 ・債権流動化による資金調達への途 3.ノンバンクと資金需要者との安定した関係構築に向けて ・みなし弁済制度の概要 ・最近の判例動向とみなし弁済制度の課題 4.金融機関並みのノンバンクの姿 ・制度改革案の提示 5.質疑応答/ディスカッション 【ストック・リサーチ経営研究セミナー】 |
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