アセット・ベースト・レンディングの日本における実践的活用米国の実情、日本における現状の課題や導入事例を踏まえて |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2005-06-14(火) 13:30~16:30 |
講師 |
トゥルーバ グループ ホールディングス株式会社 取締役 川上 恭司 氏 83年、大阪市立大学法学部卒業。同年、第一勧業銀行(現 みずほフィナンシャルグループ)入行。90年、米国最大手の上場ファイナンスカンパニーCITグループ(現在は独立系)へトレーニー派遣を経て、94年、同社に出向。01年、GEキャピタルリーシングに入社、販売金融プログラム推進、新商品開発に従事。03年、中小新興企業融資企画㈱に入社、「日本振興銀行」設立準備に創業メンバー(営業部長)として参加。04年、トゥルーバ グループ ホールディングス入社。05年2月、同社取締役に就任。3月、同社100%出資子会社トゥルーバ キャピタル取締役に就任。著書として、『アセット・ベースト・レンディング入門』(金融財政事情研究会、トゥルーバ グループ ホールディングス編、共著)。 |
概要 |
近時、中小企業金融の現場においては、従来型の不動産担保や個人保証に過度に依存しない貸出手法構築及び借り手企業の資金調達の多様化の観点から、動産を活用する新たな貸出手法が注目されつつある。その切り札として期待され、すでに一部の金融機関で導入が発表されているのが、アセット・ベースト・レンディング(ABL)である。折しも昨年11月、改正民法の成立により保証金額の限度を定めない包括根保証制度の廃止が決定し、金融機関に債権保全方法の見直しを迫る一方で、債権譲渡特例法が改正されたことで動産・債権譲渡に係る公示制度が整備され、日本版アセット・ベースト・レンディングの普及に向けて弾みがついた。 ABLは、在庫や売掛金、機械設備など、借り手の事業活動を担う重要な資産を担保とする貸出手法があり、20世紀中盤の米国において動産担保法の整備を機に開発され、現在では企業の資金調達の一手法としてミドル・マーケットを中心に広く活用されている。 本講演では、日米両国における講師の実務経験に基づき、米国の主要な手法を紹介したうえで、わが国におけるABLの開発・導入に向けての現状と課題を整理し、その実践的な活用方法について解説する。特に、わが国における具体的な導入事例について、可能な範囲でその導入経緯と現状にも触れ、新たなスキーム開発の必要性と課題について言及する。 |
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セミナー詳細 |
1.アセット・ベースト・レンディング(ABL)の定義と範囲 2.わが国の企業金融を取り巻く環境変化 ・売掛金や在庫が注目される理由 ・ABLの位置付け 3.米国におけるABLの実情 ・発展の経緯と利用状況 ・主な手法 ・ABLを行える環境 4.わが国における実践的な活用方法 ・ABLの段階的導入のアイデア ・新たなスキームの開発の必要性と課題 ~具体的な導入事例を参考に 5.質疑応答/ディスカッション 【ストック・リサーチ経営研究セミナー】 |
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