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マイナンバー制度と金融実務への影響

本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2012-10-16(火) 13:30~16:30
講師 株式会社富士通総研
経済研究所 主席研究員
榎並 利博 氏

1958年東京都生まれ。81年東京大学文学部考古学科卒業、富士通株式会社入社。システムエンジニアとして、自治体向けシステム開発に従事。96年㈱富士通総研へ出向。電子政府・電子自治体、行政経営、地域活性化の分野を中心に研究活動を行う。この間、新潟大学、中央大学、法政大学の各非常勤講師、早稲田大学客員研究員を兼務。著書に『自治体のIT革命』(東洋経済新報社、2000年)、『電子自治体 パブリックガバナンスのIT革命』(同、2002年)、『電子自治体 実践の手引』(学陽書房、03年)、『住基ネットで何が変わるのか』(ぎょうせい、03年)、『社会変革する地域市民(翻訳)』(第一法規、04年)、『共通番号(国民ID)のすべて』(東洋経済新報社、10年)、『自治体クラウド(共著)』(学陽書房、11年)、『マイナンバー(共通番号)制度と自治体クラウド(共著)』(地域科学研究会、12年)、他に論文等多数。

概要 マイナンバー法が国会で立法化される可能性が高まってまいりました。わが国はこれまでグリーンカード制度や住基ネットで躓き、30年を経て本来の番号制度が実現することになります。税と社会保障という国家基盤がマイナンバーによって確立されることにより、日本の社会が大きく変わろうとしています。
本講演では、日本における番号制度の議論の経緯、マイナンバー法の概要とその意義、2015年1月の第一次導入とその対応策について、2016年1月の第二次導入とその対応、金融実務におけるマイナンバーへの対応、マイナンバーの民間利用、金融ビジネスにおけるイノベーションの可能性について解説していきます。
セミナー詳細 1.わが国における番号制度の経緯
 (1)グリーンカード制度の挫折
 (2)住基ネットと反対運動
 (3)この数年の環境変化

2.マイナンバーへの動き
 (1)マイナンバーの背景とマイナンバー概念の変遷
 (2)マイナンバーのメリットとは
 (3)なぜ今、マイナンバーなのか

3.マイナンバーにおける議論
 (1)番号制度の論点とは
 (2)諸外国における番号制度
 (3)制度設計とシステム設計

4.マイナンバー法について
 (1)マイナンバー法の意義とその概要
 (2)具体的な導入段階と業務・システムへの影響について
 (3)金融実務における対応策について

5.マイナンバーを活用したイノベーションとビジネス
 (1)災害時における活用とマイナンバーの民間利用
 (2)海外におけるイノベーション事例
 (3)金融業界とマイナンバー・ビジネス

6.質 疑 応 答  

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