テスコ銀行に学ぶイオンクレジットサービス~異色のビジネスモデルで競争優位を目指す~ |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2012-10-02(火) 13:30~16:30 |
講師 |
経営企画研究所 代表 丹羽 哲夫 氏 1971年関西大学法学部卒。長銀総合研究所 主席研究員を経て現在経営企画研究所代表。建設省、通産省の委員会委員歴任。著書として「図解でわかるMBO」、「持株会社がわかる本」、「経営計画の立て方・つくり方」、「経営企画部」など多数。専門分野は戦略経営・新事業開発・流通革新。 |
概要 | 銀行・保険・証券などのリテール部門は、激しい競争を勝ち抜く方法を常に模索している。最近では、既存の販促手法に限界を感じ、膨大な金融データというビックデータを活用した顧客行動分析が注目されている。顧客行動分析を効果的に使いこなし、流通系銀行としての成功事例をつくったテスコ銀行(イギリス)がある。テスコ銀行の成功要因を研究し、銀行代理店とクレジットを組み合わせたビジネスモデルで成長しているのが、イオンクレジットサービスである。同社は、イオン流通グループとともに新カードを普及させ、テスコグループの金融データと購買データの統合による顧客行動分析にも取り組んでいる。クレジット会社に止まらず、金融機関各社のリテール戦略に取り入れられる内容である。 |
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セミナー詳細 |
1.成長するイオンクレジットサービス (1)イオングループの全体像 (2)イオングループの課題 (3)イオンクレジットサービスの概要と役割 (4)イオン銀行支援 (5)独自のビジネスモデル (6)新カードの機能と顧客行動分析への取り組み 2.膨大な顧客行動分析の注目理由 (1)既存調査手法の限界 (2)顧客の定義とセグメントの重要性 (3)顧客セグメント抽出の各種マーケティング手法と長所・短所 (4)確実な顧客行動データ (5)難しい顧客行動の意味情報把握 (6)苦闘する日本企業とその原因 3.成功したテスコ銀行 (1)解明の手掛かりとなる流通系銀行 (2)テスコ銀行の成長の軌跡 (3)ポイントカードが出発点 (4)試行錯誤の顧客セグメント (5)購買データの独自分析で効果 (6)購買データと金融データの連結に成功し銀行に参入 4.意味情報把握の鍵=商品DNA (1)分析力をもつ黒子の存在 (2)明確な顧客戦略とセグメント (3)蓄積データのボリュームも重要 (4)分析の前に仮説設定 (5)独自の商品DNAを開発 (6)保険で独自商品開発に成功 (7)保険会社の設立動機に 5.イオングループとの連携が重要 (1)クレジットデータの限界 (2)購買データの収集 (3)商品DNAの開発と課題 (4)カタリナ・マーケティングの実験 (5)顧客IDに基づく金融データとの連結への取り組みと課題 6.銀行業務での活用可能性 (1)日本の銀行の事例 (2)分析対象の顧客分類 (3)金融商品別DNA (4)活用の前提 (5)顧客行動情報の意味情報転換 7.保険業務への活用範囲の可能性 (1)テスコの保険はイギリスで影響力ある市場シェア確保へ (2)保険業務への活用本格化 (3)テスコグループによる保険会社設立 (4)将来の戦略方向 8.質 疑 応 答 ※ 録音・ビデオ撮影・PCの使用等はご遠慮下さい |
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