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BCM格付と新たな金融サービス

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受講区分 会場
開催日時 2012-10-01(月) 13:30~16:30
講師 株式会社 日本政策投資銀行
環境・CSR部 BCM格付主幹
蛭間 芳樹 氏

2009年、東京大学大学院工学系研究科 社会基盤学専攻卒業。専門は都市災害軽減工学。同年、(株)日本政策投資銀行に入行。RMを経て、11年より環境・CSR部BCM格付主幹に就任(旧防災格付)。現在、東京大学生産技術研究所 都市基盤安全工学国際研究センター 協力研究員として研究活動を進めるほか、六本木ヒルズ・アカデミーヒルズにてライブラリーメンバー等を対象に「蛭間防災塾 ~あなたは地震から、家族、恋人、そして自分自身を守れますか?~」を主宰、さらに、Global Risks 2012,Seventh Edition Partners,Risk Response Network,World Economic Forum(世界経済フォーラム リスク・レスポンス・ネットワーク)の活動にも携わる等、危機管理に関するビジネス/アカデミック/ソーシャル活動を、未来思考による構想力/創造的な企画力/圧倒的な行動力と実現力をもって体現している、いままさに国内外から注目されている新進気鋭の次世代型バンカー。

概要 将来、我が国では、東海・東南海・南海地震や首都直下型の大地震の発生が予想されています。一方、日本社会が直面する危機は地震だけではなく、新型インフルエンザなどのパンデミック災害、テロに代表される人為災害、インテリジェンス情報をターゲットとしたサイバー攻撃災害、隣国との軍事緊張領土問題、アンバランスな財政状態と国債暴落の潜在的可能性、労働生産人口の減少、ヒト/モノの高齢化などの様々なリスクとともに生きています。これら、21 世紀の日本が抱える諸政策課題を解決しながら、前掲に代表される国難の危機発生を前提に、人々が豊かで安全に暮らせる持続可能な社会を実現するために必要な金融とは何か、金融機関が利益を獲得することがどのように国民の福祉に貢献するのかについて真剣に考え、能動的に行動する必要があります。
本講演では、リスク・マネジメントの基礎概念を紹介するとともに、社会のリスク・コントロールに貢献するファイナンスである「DBJ BCM格付」融資の金融技術と哲学、BCM格付取得企業の企業危機管理の先進事例、海外の危機管理に関する最新動向などについて解説します。
セミナー詳細 1.危機管理工学の基礎
(1)総合的な災害マネージメントシステム
(2)近年の危機事例からの教訓(阪神淡路大震災、東日本大震災のケース)
(3)災害現象のメカニズム
(4)リスクを工学する

2.企業危機管理の基礎
(1)BCP
(2)BCM
(3)ERM
(4)リスク・マネジメントの目的と手段(リスク・コントロールとリスク・ファイナンス)
(5)Catastropheを管理する手段・コスト・効果
(6)保険とロス・コントロール

3.BCM格付融資の金融技術基礎論
(1)評価認証型のビジネスモデル
(2)BCM格付の理念と意義
(3)金融技術としてのBCM格付
(4)BCM格付取得企業の危機管理事例
(5)企業危機管理のプラットフォーム「BCM格付クラブ」の狙い
(6)BCM格付の限界

4.グローバル・リスク・マネージメント
(1)日本のガラパゴス危機管理事例
(2)Risk Response Network - World Economic Forum活動レビュー
  (世界経済フォーラム(ダボス会議)、リスク・レスポンス・ネットワーク)
(3)ISO/TC223 社会セキュリティ 危機管理の国際規格

5.経営戦略と危機管理
(1)レジリエントな企業経営
(2)危機管理と企業価値
(3)企業の社会的責任としての危機管理
(4)企業危機管理の本質

6.持続可能な社会の構築(サスティナビリティ)と
危機管理(リスク・マネジメント)と金融

7.質 疑 応 答 ※ 録音・ビデオ撮影・PCの使用等はご遠慮下さい

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