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金融サービス・ビジネスモデルの融合

本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2007-01-12(金) 13:30~16:30
講師 ブーズ・アレン・アンド・ハミルトン株式会社
ディレクター・オブ・ストラテジー 金融サービスグループのリーダー
岸本 義之 氏

86年東京大学経済学部経営学科卒。91年ノースウェスタン大学ケロッグ校MBA。01年慶應大学大学院経営管理研究科博士課程修了、博士(経営学)。マッキンゼー・アンド・カンパニーのマネジャーを経て現職。早稲田大学大学院アジア太平洋研究科(ビジネススクール)客員教授として「ファイナンス」を担当。著書に『金融マーケティング戦略』(05年、ダイヤモンド社)、他に共・監訳書として『マーケティング戦略論』(00年、ダイヤモンド社)、『マネジメントの世紀』(01年、東洋経済)、『統合マーケティング戦略論』(03年、ダイヤモンド社)、共著書として『銀行経営の理論と実務』(03年、きんざい)、『顧客ロイヤルティの時代』(04年、同文舘)、『仕組み革新の時代』(04年、有斐閣)、編著書として『戦略経営コンセプトブック』、『同2000』、『2001』、『2002』、『2003』(東洋経済)、『Eビジネス 勝者の戦略』(00年、東洋経済)などがある。15年以上にわたって、金融分野を中心にコンサルティングに従事。銀行、証券、保険会社などに対して、全社戦略、マーケティング・営業戦略、リスク管理、業務プロセス、国際戦略、組織改革など幅広いテーマに関してプロジェクトを行っている。

概要 金融機関はこれまで、業態別規制の範囲内で横並びの事業展開を行なってきたが、そのために、独自のビジネスモデルを追求するということはほとんどなかった。しかし、金融の中で業態別規制はほぼ緩和され、投信窓販、保険窓販、などの形で融合が起きてきている。
一方、証券仲介業、銀行代理店、信託代理店など、新たな提携関係を可能にする規制枠組みが実現してきている。これまでのように単一金融機関の中で業務が全て完結するというスタイルではなく、顧客獲得・応対をする組織と、商品供給をする組織とが別会社であっても構わないという、製販分離のビジネスモデルが可能になるのである。
これを契機に、小売業や通信業などの他業界でも、金融サービスの取り組みに意欲を示す企業が出てきている。セブン銀行やイオン銀行の構想、ドコモの電子マネーなど、新たなビジネスモデルを構築しようという動きが活発化している。
本講演では、既存の枠組みを超えた金融サービス・ビジネスモデルの融合に関して、どのような顧客ニーズを念頭に、どのような提供価値を、どのような組合せで提供していくことが可能なのかを議論したい。
セミナー詳細 1.日本の金融制度の変容
   ・新たな金融制度が目指すべき姿 
   ・間接金融ビジネスモデルの限界 
   ・ビジネスモデルのオープン化

2.ビジネスモデル融合の形態
   ・「窓販」型ビジネスモデル 
   ・「仲介業・代理店」型ビジネスモデル

3.小売業・他業界から見た金融ビジネス
   ・小売業の強みと課題 
   ・通信業の強みと課題 
   ・自動車などの業界からみた金融の意義

4.ビジネスモデルの融合の方向性
   ・個人与信ビジネスの例 
   ・零細企業与信ビジネスの例 
   ・投資商品販売ビジネスの例

5.質疑応答/ディスカッション

【ストック・リサーチ経営研究セミナー】

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