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金融業界におけるブランディングの本質と女性ターゲット攻略

本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2007-01-31(水) 13:30~16:30
講師 株式会社博報堂
ブランドソリューションマーケティングセンター ビジネス推進部部長 兼 シニアコンサルタント
博報堂買物研究所
シニアコンサルタント
岩崎 拓 氏

株式会社博報堂
博報堂買物研究所 研究員
牛田 奈緒子 氏

【岩崎氏】
87年博報堂入社。マーケティング局、ブランドサイクルマネジメント局において、自動車会社、金融機関、事務機器メーカー、家電メーカー、製薬会社、飲料メーカー等のブランド戦略、マーケティング戦略を担当。ブランド戦略のスキーム、ツール開発と数多くのクライアントのブランド戦略プロジェクトに従事。専門は、ブランドマネジメント、タッチポイントプランニング、買物行動コンサルティング。日本マーケティング協会、日本広告業協会、CMC,博報堂ブランディングスクール等でブランド戦略、タッチポイント戦略、ストラテジックディベート等の講演多数。寄稿として「金融機関のブランド戦略とは何か?」(週刊金融財政事情、05年8月29日号)ほか。

【牛田氏】
02年博報堂入社後、金融、都市開発、通信、製菓、ホテルをはじめとする幅広い業種のブランド、マーケティング戦略業務を手がける。現在は、博報堂買物研究所研究員として、女性の買物インサイトから見た店舗や接客、マーケティングコミュニケーションに関する研究・コンサルティングを行い、ブランドを「売り」に確実につなげるマーケティングの実践を目指している。雑誌「広告」(博報堂)おいて「あの人とお買物」連載中。

概要 ブランドおよびブランド戦略は、マーケティングの世界で急速に拡大しているが、各種書籍では、ブランドについて多様な定義がなされており、誤解を生みやすい。博報堂は、ブランドを「企業(商品)と顧客の間に形成された長期的な絆」と定義している。広告だけでなく、商品、お店、店員、記事情報、ネットでの評判など、あらゆるものが、顧客との絆で重要になる。ブランド戦略は単なるイメージ戦略ではなく、多くの企業が全社横断型の活動でブランディングに取り組んでいる。
今まで、金融業界においては、商品・サービス自体に大きな違いは(仮にあっても)顧客には認識されにくく、店舗の立地や規模といったインフラ的要素の優劣で選択がなされていた。このような中でブランドは、基本的には企業グループや地域名等をベースした「のれん」イメージがあり、その微差競争で済んでいた。しかし、生活者の金融意識変化、経営環境等の変化の中で、顧客の心を捉えられなくなってきており、ブランディングは次のステップに進もうとしている。
今後はブランドの巧拙を分けるのは、ブランドの実践力であると考えられる。そこでのキーは、どう生活者の行動を喚起し、継続的な行動につなげていき、その中で関係を深めていくかという「行動」の視点が重要になって来る。情報やチャネルの環境変化の中、生活者の「行動」は大きく変化しているが、それを牽引しているのは女性である。ターゲットとしては勿論、ブランド選択への影響を与えるターゲットとしても女性を捉えることが重要課題となっている。本講演では、ブランド戦略の概論から、実際の実務の事例の説明に続き、女性の買物行動の特性やマーケティング事例、金融意識や行動の違いを中心に紹介した後、金融業界における今後のブランディングへの示唆までを提示する。
セミナー詳細 1.金融市場におけるブランドとは何か
   ・今、なぜブランド戦略が求められるのか
   ・強いブランドを作るためには
   ・金融機関にとってのブランド戦略
   ・金融機関におけるブランド戦略の必要性
   ・日本における金融機関のブランド戦略
   ・日本における事例
   ・ブランディング業務の実際
   ・ブランディング業務への取組

2.ブランドの実践とその視点~女性ターゲット攻略と買物視点について
   ・ブランドの実践フェーズの本質
   ・金融市場と女性
   ・女性に「行動を起こさせる」ナレッジの紹介
   ・(主に女性)インサイトとそこから導かれる示唆の紹介
   ・男女の買物の違い
   ・金融における、男女の行動・意識の違い
   ・女性ターゲット攻略の具体例

3.今後の金融ブランディングへの示唆

4.質疑応答/ディスカッション

【ストック・リサーチ経営研究セミナー】

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