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機関投資家における分散投資の進化

時価配分からリスク配分への転換
本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2007-02-09(金) 13:30~16:30
講師 ワトソンワイアット株式会社
コンサルタント
岡田 章昌 氏

一橋大学経済学部卒業。日本生命保険にて円金利資産運用業務、ニッセイ基礎研究所にてマクロ経済調査・金利為替予測業務、大蔵省財政金融研究所(現 財務省財務総合政策研究所)にて税制・年金制度に関する政策研究を経て、ワトソンワイアット入社。ワトソンワイアットでは、国内年金スポンサー向けに資産運用コンサルティングを行うとともに、年金ALM手法の開発を担当する。千葉大学大学院社会科学研究科修了(経済学修士)。

概要 年金基金などの機関投資家における伝統的な資産運用では、株式や債券等複数の資産を投資対象として、一つの資産にリスクが偏らないように、時価金額(時価比率)を基準に分散投資が推進されてきた。
しかし、伝統的な分散投資では、ポートフォリオ全体での運用効率の追求が重視される一方で、個々の資産レベルでのリスク配分状況やリスクに対するリターンの見返りが明示的に意識されてこなかったことが実情といえる。この結果、十分に分散投資を推進していたつもりでも、株式等特定資産の影響を過大に受ける等意図せざるリスクの偏りが生じていることが多く、リスク配分の見直しによる運用効率の改善が課題となっている。
本講演では、ポートフォリオ全体の総リスク量の配分を基準にポートフォリオの運用効率を追求する「リスク・バジェティング」の考え方を紹介し、リスク配分を重視した分散投資戦略の実践方法を解説する。
セミナー詳細 1.分散投資再考
   (1)伝統的な資産運用の課題
   (2)新しい分散投資の考え方:LDIとダイバーシティ

2.リスク・バジェティングの考え方
   (1)リスク・バジェットの構成要素
   (2)リスク・バジェティングの方法

3.リスク・バジェティングの実践
   (1)年金ALMとリスク・バジェティング
   (2)年金債務・ベータ・アルファの統合

4.分散投資の進化:ダイバーシティ
   (1)株式運用におけるダイバーシティ戦略
   (2)債券運用におけるダイバーシティ戦略
   (3)オルタナティブ投資とダイバーシティ

5.質疑応答/ディスカッション

【ストック・リサーチ経営研究セミナー】

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