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不正リスクマネジメントの戦略と具体的手法

続発する企業不正・不祥事への対策と真に実効的な内部統制整備のために、欧米及び国内における先駆的な取組例を交えて
本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2007-07-26(木) 13:30~16:30
講師 株式会社KPMG FAS
ディレクター
小菅 章裕 氏

KPMG FAS フォレンジック部門のディレクター。大手都市銀行の本部、海外支店でデリバティブ取引業務やリスクマネジメント体制構築に従事した後、朝日監査法人(現 あずさ監査法人)ビジネスリスクマネジメント事業部にて、大手商社、電力企業等向け財務リスクマネジメント体制構築の支援、その後、KPMG FAS フォレンジック部門において、不正不祥事対応支援、リスクリターン経営支援、業務プロセス改善、業務評価手法導入支援等の実績を有する。早稲田大学卒業。米国証券アナリスト。中小企業診断士。公認内部監査人。

概要 企業不正や不祥事が続発し、資本市場に対する社会的信頼、信用の脅威として顕在化してきている。
また、米国サーベンス・オクスリー法(US-SOX)に端を発した内部統制整備に対する要請、会社法と金融商品取引法による内部統制整備の要請に応えるべく、多くの上場企業が対応に追われているものの、こうした作業が、本来求められるべき不正・不祥事対策として有効なのか、また、収益機会最大化や業務効率化に対して真にヒントを提供するものなのか、といった疑問も浮かび上がってきている。これは、文書化やテスティング作業に忙殺された結果、不正・不祥事に焦点を当てたリスク評価や分析がなされていないこと、不正・不祥事の人的側面や不正手口への理解不足などが理由として考えられる。
本講演は、形骸化しかねない、いわゆる"J-SOX対応"から一歩進んで、内部統制整備に実質的価値を付加するための、不正リスクマネジメントに焦点を当て、その戦略や具体的手法等を解説するものである。
近時の不正・不祥事の頻発や内部統制整備の要請などの現状を概説し、注目すべき"アフターSOX"の動きとして、COSOフレームワークの発展としてのCOSO ERMや不正リスクマネジメント(FRM: Fraud Risk Management)を紹介する。そのうえで、不正リスクマネジメントの戦略や具体的ステップ等を解説する。欧米でのノウハウ蓄積の成果を講師らが主導して取り纏めた「FRM白書」の内容も踏まえ、欧米及び国内企業における取組例を交えて詳説することで、不正対応プログラムの標準的手法についても有益な示唆を与えることを目的とする。
セミナー詳細 Ⅰ.ビジネス環境と不正・不祥事
    1.ビジネス環境変化と心理的圧力
    2.組織のブラックボックス
     (1)不正の要因(不正のトライアングル)
     (2)不祥事の要因
    3.組織再編と不正・不祥事

Ⅱ.会社法と金融商品取引法の内部統制の違い
    1.会社法の内部統制
    2.金融商品取引法の内部統制(J-SOX)
    3.アフターSOXの動き
     (1)COSO ERM
     (2)不正リスクマネジメント(FRM)

Ⅲ.不正リスクマネジメントの戦略、手法、事例等
   ~「FRM白書」に基づいて
    1.FRMの構成要素と戦略
     (1)統制環境
     (2)不正の予防
     (3)不正の発見
     (4)不正の対処
    2.FRM導入の具体的ステップ
     (1)欧米企業の取組例
     (2)本邦企業の取組例
     (3)J-SOX対応+αの取組例

Ⅳ.質疑応答/ディスカッション

【ストック・リサーチ経営研究セミナー】
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