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イスラム金融

急拡大する市場の現状と基本的スキーム、今後の可能性及び課題
本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2007-08-01(水) 13:30~16:30
講師 財団法人国際通貨研究所
開発経済調査部 主任研究員
糠谷 英輝 氏

83年慶應義塾大学卒業、旧東京銀行入行。ドイツ駐在(2度)、調査部(欧州経済担当)を経て、96年から国際通貨研究所に出向。著作として、『欧州単一通貨ユーロの全て』(共著、東洋経済新報社、96年)、『ユーロ後のEU金融証券取引』(共著、東洋経済新報社、98年)、『国際金融読本』(共著、東洋経済新報社、04年)、その他論文多数。イスラム金融に関する著作としては、「膨張するもう一つの金融市場~イスラム金融の実態」(週刊エコノミスト、2006年10月31日号)、「イスラム金融のしくみ」(旬刊・経理情報、2007年5月1日号)など。

概要 2001年9月11日の対米テロ事件以降、原油価格の高騰による中東産油国のオイルマネーの増加を背景として、イスラム金融は急速な拡大を見せている。イスラム金融に関する公式統計はないが、ここ数年年間15%を上回る増加を見せ、世界のイスラム金融資産残高は5,000億ドルに達するとも推計されている。またイスラム人口の増加をも考えれば、今後もイスラム金融は拡大を続けると予想されている。こうした動きに対応して、イスラム諸国のみならず、非イスラム諸国もイスラム金融への対応を進めている。
一方、日本ではイスラム人口が極めて少ないこともあって、イスラム金融への関心も漸く高まってきたところである。イスラム金融にどのように取り組んでいくかは今後の課題となっており、資金運用手段としての海外のイスラム金融資産への投資などの可能性も含めて検討が必要であろう。
本講演では、馴染みの薄いイスラム金融に関して、その基本的なスキームはもとより、イスラム金融拡大の背景、イスラム金融市場並びにイスラム銀行の現状、主要国におけるイスラム金融への取り組み、今後の課題、日本におけるイスラム金融の可能性と、イスラム金融全体を概観する。
セミナー詳細 1.イスラム金融拡大の背景

2.イスラム金融のスキーム
   (1)イスラム金融の基本的スキーム
   (2)イスラム債券スクークとイスラム保険タカフル

3.イスラム銀行とイスラム金融市場
   (1)イスラム金融に関する国際機関
   (2)イスラム銀行
   (3)イスラム銀行市場
   (4)イスラム債券市場

4.各国におけるイスラム金融拡大に向けた取り組み
   (1)中東諸国(バーレーン、UAE、サウジアラビア)
   (2)マレーシア
   (3)英国
   (4)シンガポール

5.イスラム金融の課題と日本におけるイスラム金融
   (1)課題の多いイスラム金融
   (2)日本におけるイスラム金融の可能性

6.質疑応答/ディスカッション

【ストック・リサーチ経営研究セミナー】

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