病院事業の経営統合・事業承継の法的手法とその問題点改正医療法施行下における医療法人の近時の環境変化と、民間病院のいわゆるM&Aに伴う法的リスク |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2008-04-16(水) 13:30~16:30 |
講師 |
西村あさひ法律事務所 桑形 直邦 弁護士 04年弁護士登録(第二東京弁護士会)。取扱い案件として、事業再生、M&A、紛争処理、医事・薬事法にかかる法的アドバイス。主要な著書として、『ヘルスケア・病院資産の投資評価と再生の実務』(共著、綜合ユニコム、07年)、『病院再生-戦略と法務-医療事業再構築のマネジメント』(共著、日経メディカル開発、05年)。 |
概要 |
昨年改正医療法が施行され、今後の医療制度改革については、診療報酬制度の動向や療養病床に対する政策方針、医療分野に対する規制緩和が注目される。診療報酬については既に引き上げの方針が報道されており、療養病床の削減方針については緩和する修正が行われようとしている。また、混合診療についての東京地裁判決がにわかに規制緩和の議論を再燃させた。 他方で、この間、民間病院の破綻は着実に発生しており、問題提起されて久しい公立病院の経営難も民間医療機関の経営に無縁ではない。その中でも医療機関経営の中心的役割を担う医療法人においては、一般にいかなる方法で事業承継ができるのか、病院事業の承継に伴う法的リスクはどのような点にあるのか未だ模索の状況にある。その背景として、高度の公益性を有する医療事業については、特有の許認可、規制が存在し、また、医療法人には非営利性原則という株式会社と異なる特殊性が存在する。 本講演では講師による医療法人関連の法務経験及び医療事業にかかる法規制の知見を基礎に、病院の事業承継を行う場合の実務上の問題点について、法的留意点を交えて解説し、併せて近時の医療機関をめぐる全体的状況についても言及する。 |
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セミナー詳細 |
1.近時の医療機関経営の動向と関心 ・診療報酬改定その他医療制度改革の継続 ・民間病院の破綻、公立病院の経営難 ・改正医療法 など 2.病院事業の統合・承継における留意点 (1)総論 (2)各論 ①病院事業再構築のストラクチャリングにおける留意点 ~従前の医療法及び改正医療法下での「持分」とは ~病院M&Aの類型 ②M&A実行上の留意点 ~M&Aのプロセスにおける病院特有の問題点 (i)ガバナンス交替時の定款の解釈 (ii)理事会構成に関する行政リスク (iii)事業譲渡における表明・保証 (iv)医師、看護師等有資格者の確保 ③その他の留意点 3.2008年度の展望~介護・製薬・薬局等隣接事業の動向も踏まえて 4.質疑応答/ディスカッション 【ストック・リサーチ経営研究セミナー】 |
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