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【特別企画】政府系ファンドが変えるグローバルマネーフロー

政府系ファンドの台頭とアジア、中東、ロシアにおける現状など
本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2008-05-20(火) 13:30~16:30
講師 株式会社日本総合研究所
調査部 環太平洋戦略研究センター 上席主任研究員 国際関係論博士
高安 健一 氏

財団法人国際通貨研究所
開発経済調査部 主任研究員
糠谷 英輝 氏

みずほ総合研究所株式会社
政策調査部 主任研究員 学術博士
金野 雄五 氏

【高安氏】
88年4月上智大学大学院国際関係論専攻博士後期課程修了(83~84年メキシコ大学院大学国際関係研究所研究生)。93年4月株式会社さくら総合研究所入社。01年4月より現職。社団法人日本証券アナリスト協会検定会員。社外活動として、金融庁「アジア金融資本市場と我が国市場発展に関する共同研究会」委員(06年)、財務省「インドネシアの政治・経済情勢の変化に沿った我が国の取組に関する研究会」委員(06年)他多数。単著として、『アジア金融再生-危機克服の戦略と政策』(勁草書房、04年、第17回毎日新聞アジア太平洋賞特別賞受賞)。

【糠谷氏】
83年慶應義塾大学卒業、旧東京銀行入行。ドイツ駐在(2度)、キール大学付属世界経済研究所客員研究員(ドイツ)、調査部(欧州経済担当)を経て、96年から国際通貨研究所に出向。著作等として、『欧州単一通貨ユーロの全て』(共著、東洋経済新報社、96年)、『ユーロ後のEU金融証券取引』(共著、東洋経済新報社、98年)、『国際金融読本』(共著、東洋経済新報社、04年)、『拡大するイスラーム金融』(単著、蒼天社出版、07年)、『世界を席巻するイスラム金融』(単著、かんき出版、07年)、『中東マネーとイスラム金融』(単著、同友館、08年4月刊行予定)、「膨張するもう一つの金融市場~イスラム金融の実態」(週刊エコノミスト、06年10月31日号)、「イスラム金融のしくみ」(旬刊・経理情報、07年5月1日号)など。

【金野氏】
93年東京大学教養学部卒、富士総合研究所入社(国際調査部配属)。98年在ロシア日本国大使館経済部専門調査員。01年富士総合研究所に復帰。02年会社統合に伴い、みずほ総合研究所に転籍(国際調査部配属)。03年政策調査部に配属、現在に至る。08年学術博士(北海道大学)。著書(共著)として、『こうなる欧州通貨統合』(中央経済社)、『ロシア経済10年の軌跡』(ミネルヴァ書房)、『徹底予測2004』(東洋経済新報社)、『コーカサスを知るための60章』(明石書店)、『BRICs:持続的成長の可能性と課題』(東洋経済新報社)、『グローバリゼーションと体制移行の経済学』(文眞堂)、『石油・ガスとロシア経済』(近刊:北海道大学出版会)。財務省「旧ソ連・東欧研究会」委員(96~98, 01年)、財務省「旧ソ連諸国の経済に関する諸問題と開発金融・研究会」委員(03年)、外務省「ロシア・CISのエネルギー戦略・研究会」委員(03年)等。

概要 グローバルマネーフローの変化が顕在化するなか、最近ではいわゆる政府系ファンド(SWF)の動向も脚光を浴びている。
本企画では、政府系ファンドに着目するとともに主としてアジア、中東、ロシアに焦点を当て、各分野の専門家の講師の立場から、マネーフローを巡る現状と今後の展望につき解説するものである。
セミナー詳細 【第1部 政府系ファンドの台頭と国際比較】

講師:高安 健一 氏
 (株式会社日本総合研究所 調査部 環太平洋戦略研究センター 上席主任研究員 国際関係論博士)

政府系ファンドの規模や透明性もさることながら、それが各国経済で担っている役割を対外債務、財政、年金などの視点から整理し、ファンドの将来の支出構造を把握する。次に、シンガポールと中国を中心に、政府系ファンドの仕組みと運用方針について考える。

 1.政府系ファンドが各国経済で担っている役割
 2.アジアのケース
   ・シンガポール~シンガポール政府投資公社(GIC)、テマセク・ホールディングス
   ・中国~中国投資有限責任公社(CIC)

【第2部 中東マネーの動きと政府系ファンド】

講師:糠谷 英輝 氏
 (財団法人国際通貨研究所 開発経済調査部 主任研究員)

中東湾岸諸国は膨大なオイルマネーを使って対外投資を積極的に進める一方で、経済多角化を目指した開発プロジェクトでは対外からの資金調達も増加させている。すなわち中東湾岸諸国は投資・調達の両面に亘って国際金融市場での存在感を高めている。また中東湾岸諸国の政府系ファンドは積極的、戦略的な投資スタンスを強める一方、アジア投資を増加させている。こうした中東マネーの動き、その投資戦略を紹介する。

 1.急増するオイルマネーと経済多角化を目指す中東湾岸諸国
 2.中東湾岸諸国で増加する開発プロジェクトと資金調達
 3.中東湾岸諸国の対外投資(政府系ファンドを中心に)
 4.周辺諸国への影響を高める中東湾岸諸国・経済関係の深まる中東湾岸諸国とアジア

【第3部 ロシアを巡るマネー・フロー】

講師:金野 雄五 氏
 (みずほ総合研究所株式会社 政策調査部 主任研究員)

オイルマネーを原資とするロシアの政府系ファンドの運用がいよいよ本年2月から始まった。また、従来は少なかったロシアへの外国投資も、最近、自動車分野を中心に急増の兆しを見せている。急速に変貌しつつあるロシアを巡るマネー・フローの動きと、その中でのオイルマネーの位置づけについて紹介する。

 1.ロシアの対内・対外投資動向の概観
  ・本格化の兆しを見せる対内投資
  ・海外への資本逃避は減少へ
 2.ロシアのオイルマネーを巡る動き
  ・原油高を背景に黒字転換したロシア財政
  ・オイルマネーと「安定化基金」
  ・「安定化基金」から政府系ファンドへ

【ストック・リサーチ経営研究セミナー】

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