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金融機関における内部監査の現状と高度化への課題

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受講区分 会場
開催日時 2010-01-22(金) 13:30~16:30
講師 日本銀行
金融高度化センター 企画役
「金融内部監査実務」研究会座長、「金融工学とリスクマネジメント高度化」研究会座長
碓井 茂樹 氏

83年3月、京都大学経済学部卒業。4月、日本銀行入行。94年7月考査局副調査役、96年5月福岡支店営業課長、99年1月考査局考査課調査役、02年11月考査局金融課調査役、05年7月金融機構局金融データ管理担当企画役、06年10月金融機構局金融高度化センター企画役に就任、現在に至る。実地考査、オフサイトモニタリングでの経験を活かし、現在は、金融高度化センターにおいて、各種リスク管理、内部監査の高度化に係る実務の調査研究、支援・サポート活動を実施。「金融工学とリスク管理高度化」研究会、「金融内部監査実務」研究会を主宰し、各分野の専門家と連携、日本内部監査協会等において内部監査人向けのセミナー活動を展開。

概要 金融機関経営を取り巻くリスクは多様化、複雑化している。今回の金融危機では、この多様化、複雑化したリスクが顕現化したために経営に重大な影響が及んだ金融機関も少なくない。リスク管理と内部監査、この2つが両輪となってはじめて経営のガバナンスが有効に働く。
内部監査の役割・機能は、①リスク管理プロセスの検証を通じて「組織防衛の最終ライン」となること、そして、②内部監査結果にもとづき、組織全体で「PDCAサイクル」を推進する力を生み出すことにある。
リスク管理が高度化していくなかで、内部監査の実効性の向上を図り、経営管理に役立てるにはどうしたらよいか。本講演では、重要となる事項を整理して、金融機関における内部監査の今後のあり方を考える際のポイントを提示する。
セミナー詳細 1.内部監査 高まる重要性とその背景

2.リスク管理と内部監査

3.内部監査の実効性の向上策 ― IIA基準、金融検査マニュアルを踏まえて
   (1)リスクベース監査の実践
   (2)専門的能力の確保
   (3)フォローアップ体制の構築
   (4)内部統制フレームワークの共有

4.内部監査の品質評価・改善
   (1)内部監査のレベルアップ
   (2)内部評価と外部評価

   【付】リスク計測手法と内部監査の要点(金融検査マニュアル記載のポイント)

5.質疑応答/ディスカッション

【ストック・リサーチ経営研究セミナー】

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