消費者政策を巡る最新の動向と実務上の留意点消費者庁の創設をはじめとする立法・行政・司法の変化への実務対応 |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2010-04-12(月) 13:30~16:30 |
講師 |
長島・大野・常松法律事務所 森 大樹 弁護士 01年慶應義塾大学法学部法律学科卒業。02年弁護士登録、長島・大野・常松法律事務所入所。06年東京大学大学院法学政治学研究科(法科大学院)非常勤講師。07年から09年まで内閣府(国民生活局・大臣官房)・内閣官房消費者行政一元化準備室・消費者庁に在籍し、消費者庁の創設など企画立案業務を中心に、個人情報保護法や内閣府における内部通報対応などの業務にも従事。09年11月長島・大野・常松法律事務所復帰。現在は、企業活動に伴う訴訟・紛争解決業務を中心として、企業法務全般(特に消費者法、独禁法、労働法、個人情報保護法など)に従事。主な著書・論文として、『独占禁止法の争訟実務 -違反被疑事件への対応』(06年、商事法務、共著)、『消費者庁 -消費者目線で新時代の経営を創る-』(09年、商事法務、共著)、「消費者団体訴訟制度導入の企業法務に与える影響と留意点」(Lexis企業法務、06年7月号)、「国民生活センターによる消費者紛争に関するADRの整備」(時の法令、08年7月30日号)、「国民生活センター法改正によって消費者紛争の解決がどのように変わるのか?」(月刊国民生活、08年9月号)、「独立行政法人国民生活センター法の一部を改正する法律」(ジュリスト、08年10月1日号)、「消費者庁関連3法の概要」(ジュリスト、09年7月15日号、共著)、「消費者庁関連3法の解説 -消費者・生活者の視点に立つ行政への転換」(NBL、09年8月1日号、共著)、「消費者・生活者の視点に立つ行政への転換 消費者庁関連3法の制定」(時の法令、09年10月15日号、共著)など。 |
概要 |
2009年9月1日、「消費者行政の舵取り役」・「消費者行政の司令塔」としての役割が期待される消費者庁と、消費者行政の監視機能を有する消費者委員会が創設された。内閣府・内閣官房において、消費者庁創設の企画立案業務に従事し、消費者庁での勤務経験も有する講師が、現在は企業法務に携わる弁護士として、消費者庁・消費者庁関連3法の意義や実務等に加えて、集団的消費者被害救済制度(日本版クラス・アクション等)の導入など、将来の動向も含めて消費者庁の創設が金融機関に与える影響について分析・解説する。 また、消費者政策の変化は、立法府による新法の制定や法改正のみならず、裁判所における訴訟実務にも大きな影響を与えている。そこで、消費者団体訴訟制度をはじめとする消費者契約法に関する判例・裁判例(判例集未登載のものを含む)の最新の動向等が金融機関に与える影響を分析し、金融機関が留意すべき点について解説する。 |
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セミナー詳細 |
1.消費者庁・消費者委員会の概要 (1)消費者庁創設の経緯 (2)消費者庁創設後の消費者行政の概要 (3)消費者庁関連3法の概要 (4)消費者庁が所管する金融関連法について 2.消費者庁の創設が金融機関に与える影響 (1)直近の影響 (2)近い将来の影響 ~「工程表」から見る消費者庁の今後の動きを中心として~ ・集団的消費者被害救済制度の構築 ・統一消費者信用法・多重債務対策の強化 ・地方消費者行政の充実・強化 ・消費者庁所管法令の見直し ・その他 (3)金融機関における対応方針と留意点 3.消費者政策の変化が金融機関に与える影響及び実務対応 (1)消費者団体訴訟制度の導入・拡張に関する実務対応 ~大阪高判平成21年10月23日(早期完済金違約金条項の差止を認容した)をはじめとする 適格消費者団体による全判決・全和解事例の紹介・分析 ~適格消費者団体からの申入れに対する実務対応 (2)消費者契約法に関する裁判例の分析と実務対応 ~東京高判平成21年9月30日(生命保険契約における無催告失権特約を無効とした)、 東京地判平成20年7月16日(FX取引のシステム不具合による免責条項を無効とした)など 最新の裁判例を中心とした紹介・分析 ~裁判例等を踏まえた契約条項の作成・見直し、消費者からの 請求に対する実務上の留意点 (3)その他 4.質疑応答/ディスカッション 【ストック・リサーチ経営研究セミナー】 |
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