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ヘッジファンドを巡る最新動向

リーマン・ショックとソブリンリスク顕在化を経た現在までの主要運用戦略、欧州運用会社規制の影響、マネッジドアカウントの活用、国内の投資家動向など
本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2010-08-25(水) 13:30~16:30
講師 マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社
取締役会長
白木 信一郎 氏

93年旧三和銀行入行、95年市場部門配属。UFJグループ内(銀行、アセットマネジメント)にて、バイス・プレジデント。債券投資、オルタナティブ投資の投資先選定、ポートフォリオ管理等を担当。00年からUFJパートナーズ投資信託にて、ヘッジファンド運用部門を立上げ、自らファンド・オブ・ファンズの投資を担当。同時に株式マーケット・ニュートラルモデルの開発・運用を支援。05年からマネックス・オルタナティブ・インベストメンツ 運用部にてヘッジファンド、PEファンドを中心としたオルタナティブ投資の投資対象の調査・評価・運用、および新商品の開発を担当。あすかアセットマネジメントにて業務・商品開発を担当。93年慶応義塾大学経済学部卒業。04年ロンドン大学 金融修士号取得、株式マーケット・ニュートラル戦略に関する論文等で優秀賞。AIMA Japan Chapter の立上げメンバー、現在Vice Chairman。著書として、『投資ファンドのすべて』(共著、金融財政事情研究会)。

概要 2008年のリーマン・ショック前後に著しく運用成績を悪化させた運用ファンドが多い中、実際にはどのような運用戦略間での差が、なぜ生じたのか。また、欧州のソブリンリスクが顕在化した2010年5月以降、どのような運用戦略が主流となっているのかについて、運用戦略毎の成績と運用内容を比較しながら解説する。また、今後有効になると思われる運用戦略について考える。流動性の両極にありながら、今日脚光を浴びているCTA(マネッジド・フューチャーズ)とディストレスト・ファンドの対比などを行いながら、リスク・リターン、流動性、時間軸を考慮しながら、あるべきヘッジファンドポートフォリオを提示する。
2010年のユーロ危機を先導しているのはヘッジファンドなのか。1992年のジョージ・ソロスによる英国ポンドの売り仕掛けなどとの比較から検証を行う。また、欧州におけるヘッジファンドに対する規制(EU Directive)の現状と行方について、そこから生じる日本の運用者、投資家に対する影響についての考察を加える。
現在、投資家から高まる流動性、透明性へのニーズに対するひとつのソリューションとしてのマネッジドアカウントやレプリケーション商品の活用に関して、メリット、デメリットの比較を行う。また、具体的なマネッジドアカウントの使用方法、マネッジドアカウントのプラットフォームの活用例について、詳細に論じる。
最後に、日本国内に拠点を置く、あるいは日本市場を主な取引対象とするヘッジファンドについて、戦略内容と運用成績について解説する。さらに、日本のヘッジファンド投資家である、機関投資家、年金基金、個人のヘッジファンド投資の取り組み方の変遷をみながら、今後のあるべきヘッジファンドの活用方法についての考察を加える。
セミナー詳細 1.現在のヘッジファンド運用戦略
   (1)金融市場のサイクル毎におけるヘッジファンド運用戦略の運用成績比較
   (2)各運用戦略のリスク・リターン特性の特定と相場環境毎の強み・弱み
   (3)流動性の観点から運用戦略の特性
   (4)現在有効な運用戦略とその背景
   (5)今後あるべきヘッジファンドポートフォリオについて

2.欧州から見えるヘッジファンド投資事情について
   (1)ユーロ危機の先導者はヘッジファンドか
     -第2のソロスは存在したか-
   (2)欧州運用会社規制の行方と日本の規制当局に与える影響
   (3)欧州のヘッジファンド戦略と欧州に拠点を持つ投資家について

3.マネッジドアカウント、レプリケーション商品の内容と活用方法
   (1)マネッジドアカウントの仕組みとメリット、デメリット
   (2)レプリケーション商品の仕組みとメリット、デメリット
   (3)オルタナティブβ(ベータ)とは何か
   (4)どのように活用できるか
   (5)マネッジドアカウントのプラットフォームの意義と活用方法

4.日本におけるヘッジファンド事情
   (1)日本拠点のヘッジファンド運用者の変遷
   (2)日本のヘッジファンド投資家の変遷
   (3)今後の日本とヘッジファンド運用の関わり方について

5.質疑応答/ディスカッション

【ストック・リサーチ経営研究セミナー】

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