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海外向けプロジェクトファイナンスのドキュメント交渉のポイント

電力事業その他のインフラ事業モデルを中心に論点ベースで解説
本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2010-10-26(火) 13:30~16:30
講師 株式会社日本政策金融公庫
国際協力銀行 米州ファイナンス部 参事役 弁護士
鷹取 康久 氏

93年慶応義塾大学法学部法律学科卒業。93年から99年まで株式会社第一勧業銀行に勤務。02年に弁護士登録し、東京青山・青木法律事務所に入所。07年ボストン大学ロースクール卒業(LL.M in Banking and Financical Law)。同年8月より08年8月にかけて欧州三井住友銀行及びBaker & Mckenzieロンドンオフィスに勤務。10年3月より国際協力銀行米州ファイナンス部に出向中。主な取扱分野はプロジェクトファイナンス、PFI、買収ファイナンス、リース、アセットファイナンス、資産流動化その他のストラクチャードファイナンス案件。著書・論文に「非公開化型LBOにおける上場株式の取扱い」(銀行法務21、2010年2月号)等。

概要 日本の成長戦略の柱として電力事業や運輸事業等のインフラビジネスへの注目が急速に高まるなか、事業資金の主要な調達方法であるプロジェクトファイナンスの理解が関係者にとって急務となっている。しかしながら、とりわけ海外事業向けプロジェクトファイナンスの関連契約は多岐に及び、そのスキームは非常に複雑なものとなる。加えて、英米法準拠のローン契約その他クロスボーダーファイナンスについても弁護士や専門の事業者を対象とした海外の出版物も多く、現場の担当者が限られた時間で必要十分な知識を習得することが必ずしも容易ではないと思われる。
本講演は、電力事業モデルを中心としたインフラ事業を念頭におきつつ、個別契約ごとではなく論点ごとの整理を通じて、海外事業向けプロジェクトファイナンスの契約交渉上の主要なポイントの理解を目的とするものである。
セミナー詳細 1.プロジェクト・リスクのコントロール
   (1)IPP及びインフラ事業の典型的なストラクチャー
   (2)関連契約におけるリスクコントロール

2.プロジェクトファイナンスにおける諸問題
   (1)スポンサーの役割に係るポイント
     ・ リミテッドリコースローンにおけるスポンサーの位置づけ
     ・ 投資回収とファイナンス契約上の制約
   (2)ホスト国及び政府サポートに係るポイント
     ・ 概念の整理(PFI・PPPとコンセッション)
     ・ ポリティカルリスクの整理と主な政府サポート
   (3)債権者間の関係に係るポイント
     ・ レンダー間の序列及びレンダーと他の債権者の関係
     ・ シンジケーション及び債権譲渡
   (4)保険のアレンジに係るポイント
   (5)セキュリティ・パッケージに係るポイント
     ・ 準拠法ごとの違い
     ・ セキュリティ・パッケージに係る制限と対応

3.国際協力銀行の活用
    ・ 投資金融と輸出金融
    ・ ポリティカルリスクへの対応

4.最近のトピック

5.質疑応答/ディスカッション

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