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【特別企画】IFRSがもたらすリスク管理等への影響

管理会計、市場リスク管理、ALM戦略、格付制度、信用リスク管理への影響と今後の対応への示唆など
本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2011-03-29(火) 9:30~16:30
講師 有限責任監査法人トーマツ
金融インダストリーグループ パートナー 公認会計士
平木 達也 氏

有限責任監査法人トーマツ
金融インダストリーグループ パートナー
桑原 大祐 氏

有限責任監査法人トーマツ
金融インダストリーグループ シニアマネジャー 公認会計士
関田 健治 氏

有限責任監査法人トーマツ
金融インダストリーグループ シニアマネジャー 公認会計士
内田 彰彦 氏

【平木氏】
大手銀行を含む上場企業等の会計監査に従事。日本銀行金融機構局に出向し、主に金融機関の将来収益分析、ALM・リスク管理、新BIS対応調査等の業務に従事。復帰以降、監査の他、オペレーショナルリスクとJ-SOXの統合支援サービス、IFRS関連アドバイザリー業務に従事。

【桑原氏】
東京大学工学部卒業。大手金融機関においてデリバティブディーリング、市場リスク管理、ALM担当の後、大手監査法人系コンサルティング会社を経て07年監査法人トーマツ入社。不動産鑑定士補。UNC Chapel Hill MBA。金融機関のIFRS対応、リスク管理高度化及びバーゼルⅡ対応支援を幅広く実施。主な著書(共著)は『バーゼルⅡ対応のすべて』(金融財政事情研究会、08年3月)、『内部監査高度化のすべて』(同、10年11月)。

【関田氏】
九州大学理学部卒業、九州大学大学院理学研究科修了。監査法人トーマツ入社後、監査部門にて一般事業会社、大手銀行の会計監査に従事。会計監査以外にも大手銀行のUS-GAAP対応プロジェクト、金融機関のデューデリジェンス業務を経験。現在はコンサルティング部門にて、主にバーゼルⅡ対応支援アドバイス、市場リスク管理態勢に関する内部監査支援などを担当。

【内田氏】
慶應義塾大学法学部卒業。監査法人トーマツ入社後、大手商業/投資銀行の会計監査に従事。会計監査以外にも大手銀行のIFRS対応プロジェクトを経験。現在、日本基準、IFRSによる国内商業銀行及び外資系金融機関に係る会計監査並びにIFRS関連アドバイザリー業務等に従事。主な著書(共著)は『Q&A 金融機関のIFRS対応』(金融財政事情研究会、10年7月)。

概要 本企画は、国際財務報告基準(IFRS)による影響について特にリスク管理等の視点から解説を行うものである。
まず、経営管理への影響を考察することとし、財務会計が変わることによって管理会計制度をどのように再設計すべきか論点を検討する。また、IFRS9(金融商品)の適用によって市場部門における証券運用戦略や市場系貸出の戦略にどのような影響があるか検討する。さらに、基準の理解が非常に難解なヘッジ会計について、理解しやすい説例による解説を行ったうえ、ヘッジ会計を活用したALM戦略の立案について考察する。
信用リスクに関連するテーマとしては、金融機関等の企業への貸出に際し、当該企業のIFRSによる開示を基礎とした信用力評価について議論する。IFRS適用による企業への影響を理解したうえ、金融機関等の格付制度、スコアリングモデル、定性判断などへの影響につき、多面的に検討する。また、金融機関自身にとっての、与信の結果として有する貸出金等に対するIFRS準拠の会計処理や開示について解説する。償却引当への影響につき、多様な考え方、手法、ケース等に基づいて、なるべく具体的に検討する。財務諸表の利用者及び作成者の双方の立場としての金融機関等の視点から、また、IFRSを巡る最近の動きなども交えて解説を行うものである。
セミナー詳細 1.経営管理への影響
  (1)経営管理の方向性
  (2)経営管理への影響
  (3)収益管理への影響
  (4)業績評価制度への影響
  (5)取引先採算への影響

2.IFRS9と有価証券運用戦略への影響
  (1)IFRS9の概要
  (2)IFRS9を踏まえた有価証券運用戦略への影響

3.ヘッジ会計とALM戦略への影響
  (1)ヘッジ会計の概要
    ~2010年12月公表の公開草案(ED)の解説を含む
  (2)ALM戦略への影響
    ~IASBにおけるポートフォリオヘッジの議論の動向を含む

<質疑応答/ディスカッション>

4.格付制度への影響
  (1)IFRSによる影響を受ける企業
  (2)コンバージェンスによる影響
  (3)スコアリング(定量)モデルへの影響
  (4)定性判断への影響
  (5)IFRSへ向けた対応方針

5.償却引当への影響
  (1)期待損失アプローチの概要
  (2)信用コストの見積もりとフィロソフィー
    ~Point in time (PIT)とThrough the cycle (TTC)
  (3)信用コストの期間構造の推計
  (4)期限前償還率の推計
  (5)住宅ローンを用いたシミュレーション
  (6)IASBにおける最近の議論 

<質疑応答/ディスカッション>

【ストック・リサーチ経営研究セミナー】

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