【金融実務基礎講座】【特別企画】英文契約の基礎さまざまなビジネスの場面をイメージしつつ、具体的な英文の例示などを交えて |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2011-11-17(木) 13:30~16:30 |
講師 |
森・濱田松本法律事務所 ニューヨーク州弁護士 松澤 香 弁護士 01年慶應義塾大学法学部法律学科卒業。02年弁護士登録(第二東京弁護士会)。06年大和証券SMBC出向、08年ハーバード大学ロースクール卒業、08~09年ハーバード大学ロースクール、ケネディ行政大学院で執務、09年同事務所復帰。著書・論文として『新会社法対応 会社定款・規程見直しのチェックポイント』(共著、新日本法規、06年)、「会社法制現代化の重要ポイント(1)現代化で認められる機関関係」(旬刊経理情報No.1072)、『企業再生とM&Aのすべて』(執筆協力、文藝春秋、05年)、『早わかり 企業再生』(共著、日本経済新聞社、03年)、「Toeing the regulatory line」(Asian Counsel、Vol. 7 Issue 5、2009年6月刊)など。 |
概要 |
クロスボーダー化の進展に伴い、英文契約を取り扱う機会は急速に増えているが、その知識を網羅的に、かつ、実務に即して学習する機会は少なく、また、英語となっただけで苦手意識を持たれることも多い。しかし、英文契約ならではの典型的な様式・表現や見落としやすいポイントを習得することで、その理解と活用の度合いは飛躍的に向上するものと思われる。 本講義は、英文契約に係る知識の習得または再確認、レベルアップを図る実務家や役職者を対象として、日々英文契約の作成・検討に関与する講師の経験に基づき、具体的なビジネスの場面に即した、かつ、効率的な知識習得を図ることを目的とするものである。英文契約の基本的な構造を分かり易く説明するとともに、英文契約の考え方や用語、表現についてサンプル文例等を交え、契約交渉等の具体的な場面をイメージしつつ解説する。 |
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セミナー詳細 |
1.はじめに~M&A、合弁、株式譲渡、取引・売買等のさまざまな場面をイメージして ・英文契約への対応 ~海外企業とのM&A契約交渉を前に、案件の進め方、社内メンバーやカウンセルの起用について留意点は何か? ・英文契約の構成・読み方 ~相手方から送付されてきた長文の英文契約。事業部、法務部の担当者は各々、まず何をチェックする? ・法的拘束力 ~タームシート様式の書面を「申込書」として署名を求められた。どう対応する? ・契約の当事者 ~秘密保持契約を締結しようとしたら、当事者に関連会社(Affiliates)が含まれているが、 契約締結者とはされていない。どう対応する? ・複数の言語による契約 ~英語と日本語の取引基本契約書を作成。何に気をつける? ・完全合意条項と従前の合意 ~両社間で合弁契約の交渉合意。他方、以前に締結した秘密保持契約の効力を維持したい。 どのような条項を付記すべきか? ・隔地者間での契約締結の方法 ~日本とシンガポールの当事者が株式譲渡契約の合意に至り、今すぐ契約を締結したい。 いかなる条項に基づくいかなる方法が便宜か? ・紛争解決の方法 ~中国の会社との間で売買契約書を締結。紛争が起こった場合の解決方法は裁判と仲裁、いずれが望ましいか? ・通知条項のバリエーション ~契約において通知条項を定めることに。相手方の国は郵便事情があまり良くない模様。留意すべき点は何か? 2.英文契約の作成、交渉・締結の際に重要となる基本的な考え方 ・日本語による契約書との共通点・相違点 ・英語+契約=長文読解という現象 ・英語ならではの見落とし易いポイント ・ウイーン売買条約とインコタームズ ・電話会議での注意事項 ・海外カウンセルへの対応・ストラクチャー検討との関係での日本法の説明の重要性 3.英文契約の実務にあたり知っておくべき、よくある用語や言い回し ・Whereas Clause ・Headings、Time of day、includingのバリエーション表現等 ・ShallとWill ・ラテン語の典型表現 4.英文契約の基本的な設計~株式譲渡契約を例に挙げて ・Whereas Clause ・Definition ・Sale and Purchase of the Sale Shares ・Conditions Precedent ・Covenants ・Representations and Warranties ・Indemnification ・Termination ・Miscellaneous 5.事例(サンプル文例、留意点の解説を交えて) ~秘密保持契約、合弁契約、ライセンス契約の具体的な例示を含む 6.英文契約をレビューし、交渉する上でのポイント ~努力義務のレベル感、reasonableの追記、in writingの有無 等 7.契約の履行にあたって ~M&A契約上の義務と当事者に有利な実際の通知方法のバリエーション 8.質疑応答 【ストック・リサーチ経営研究セミナー】 |
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