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金融業界のリタイアメントマーケティング

~定量データに基づいた価値観や金融行動の分析~
本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2012-01-24(火) 13:30~16:30
講師 株式会社ニッセイ基礎研究所
生活研究部門研究員
久我 尚子 氏

生活研究部門研究員
井上 智紀 氏

保険研究部門研究員
村松 容子 氏

【久我氏】
早稲田大学大学院(工学)及び東京工業大学大学院修士課程修了(学術及び技術経営)。東京工業大学大学院社会理工学研究科博士課程在籍中。株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモでのマーケティング実務等を経て2010年株式会社ニッセイ基礎研究所入社。現在、生活研究部門研究員。専門は、消費者行動、ITメディアマーケティング、金融マーケティングなど。

【井上氏】
筑波大学大学院ビジネス科学研究科経営システム科学専攻修了(経営学)。財団法人生命保険文化センターを経て2004年株式会社ニッセイ基礎研究所入社。現在、生活研究部門研究員。東洋大学経営学部の非常勤講師を兼務。専門は、少子高齢社会、社会保障、金融マーケティング、消費者行動、ダイレクトマーケティングなど。

【村松氏】
京都大学大学院修士課程修了(理学)。2003年株式会社ニッセイ基礎研究所入社。現在、保険研究部門研究員として生命保険マーケット調査等に従事。専門は、金融マーケティング、共済制度コンサルティング、保険数理など。

セミナー詳細 リタイアメントマーケットは、元来、消費意欲の旺盛さで知られてきた団塊世代が2007年から退職時期を迎え、多額の退職金を手にすることを背景に、金銭的に豊かで魅力的な新しい市場の誕生として注目されてきた。しかし、高年齢者雇用安定法の改正・施行などにより雇用延長や再雇用などで働き続けることで、本格的なリタイアメントライフに入る層は多くなく、退職金需要についても、2008年のリーマンショックをはじめ昨今の金融情勢の悪化などの影響も相まって、当初の期待に比べ、いずれの業界においても市場の活性化は限定的なものに留まる結果となっていた。そんな団塊世代も2012年には65歳を迎え、今度こそ本格的にリタイアメントライフに突入する。本セミナーでは、ニッセイ基礎研究所による「平成23年リタイアメントマーケット調査」で得られた定量データに基づいて、定年前後のリタイアメント層の価値観や金融行動のあり様を捉えていく。リタイアメント層はライフスタイルのアクティブ性などをキーワードにセグメント分けをされる例が多いが、本セミナーでは、より金融業界のマーケティングに使いやすいように、投資経験や老後の資金準備に対する考え方をセグメンテーションの軸として用い、各々のセグメントごとにリタイアメント層の実態を整理し、今後、彼らに対して効果的にアプローチをするための課題について解説を行っていく。

講義詳細
1.リタイアメント層の概況
 (1)2012年 ~団塊世代の本格的リタイア開始
 (2)あらためて考える日本の人口動態の変化

2.リタイアメント層のライフスタイル
 (1)金融行動で捉えたリタイアメント層のセグメント
 (2)セグメントごとにみる価値観・ライフスタイル
 (3)現在の生活/今後の生活で重視したいこと・不安       

3.リタイアメント層の働き方と退職金の使い途
 (1)現役時代の就業経験
 (2)退職者の再就職後の働き方の実態
 (3)セカンドライフの就労意向とその理由
 (4)退職金の見込み額と使い途

4.リタイアメント層の資産保有状況とその考え方
 (1)金融商品・資産運用についての考え方
 (2)金融資産や不動産の保有状況
 (3)負債状況や資産相続の状況

5.セカンドライフのための生活設計
 (1)セカンドライフのための備え
 (2)生活資金と不安
 (3)社会保障制度についての考え方

6.質 疑 応 答

※ 録音・ビデオ撮影・PCの使用等はご遠慮下さい

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