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デリバティブ契約交渉の実務

~バーゼルⅢ、IFRS、CCP導入等の改革を踏まえて~
本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2011-05-16(月) 13:30~16:30
講師 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社
カウンターパーティー・ポートフォリオ・マネジメント部長
富安 弘毅 氏

一橋大学で国際金融、同大学院国際企業戦略研究科で金融工学を専攻 米国UCLAアンダーソンスクールにてMBAを取得 現在はモルガン・スタンレーMUFG証券株式会社カウンターパーティー・ポートフォリオ・マネジメント部長を勤める 主な著書に『カウンターパーティーリスクマネジメント』(金融財政事情研究会)『ファイナンス計量分析入門』(東洋経済新報社、共著)、『リスクマネジメントの本質』(共立出版、共訳)、『信用リスクモデル入門』(東洋経済新報社、共訳)がある

セミナー詳細 金融危機を経て、デリバティブの取引慣行は大きく変化し、そのベースとなる契約交渉実務にも影響が及び始めています。ここ数年は、ISDAマスター契約の下で行われたデリバティブ取引のクローズアウトが頻発しましたが、特に、従来は想定されていなかった大手金融機関の倒産が起こったことは、契約交渉においても大きな変化をもたらしました。また、金融機関の調達コストが上昇するとともに、信用コストをプライシングに含める動きが一般化したことから、従来とは異なる観点から、デリバティブ契約の重要性が増しつつあります。その他、バーゼルⅢ、IFRS、CCP(集中清算機関)導入等の改革を理解した上で契約交渉実務に望むことが不可欠となっています。本セミナーでは、ISDA/CSAの契約交渉時の注意点を、法的観点ではなく、主にリスク管理の視点から解説いたします。

講義詳細
1.ISDA/CSA契約交渉のポイント
(1)1992年版ISDAと2002年版ISDA
(2)解約条項
(3)指定取引と指定債務
(4)解約時の価格の決定方法

2.担保条件設定時の注意事項
(1)適格担保の決め方
(2)独立担保額の計算方法
(3)信用極度額の設定
(4)担保の再利用

3.取引先のデフォルトに備えて
(1)クローズアウトプロセスにおける注意事項
(2)タイムライン

4.マージンコールの紛争解決
(1)取引照合プロセス

5.契約条件がプライシングに与える影響
(1)クレジットプライシング(CVA)
(2)担保金利と割引率

6.金融危機で契約交渉実務はこう変わった
(1)契約の標準化
(2)CCP(集中清算機関)の影響

7.質 疑 応 答   ※ 録音・ビデオ撮影・PCの使用等はご遠慮下さい

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