エンタテインメント業界におけるオプション契約の活用と最新実務~日本における実務的課題からハリウッドの最新プラクティスまで~ |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2011-04-08(金) 13:30~16:30 |
講師 |
青山綜合法律事務所 パートナー 照井 勝 弁護士
1998年早稲田大学法学部卒業、2000年弁護士登録、長島・大野・常松法律事務所入所、07年南カリフォルニア大学ロースクールLL.M.終了(法学修士)、08年UCLA Extension (Certificate in the Business and Management of Entertainment)修了、09年青山綜合法律事務所にパートナーとして参加、専門分野は、映画・テレビ、メディア、音楽、アート、ファッション、スポーツ及びIT関連の契約交渉、契約書作成及び紛争解決 |
セミナー詳細 |
ライセンスは欲しいが、製作に踏み切れる確証はない―企画開発に携わる映像プロデューサーやゲーム・ディベロッパーならば、誰もが直面せざるを得ない普遍的なテーマではないかと思います。そんな悩ましい問題に対処すべく実務的に考案されたのが、オプション契約です。主としてアメリカで発展してきたオプション契約は、日本においても徐々に浸透しつつあり、最近では、契約の対象とされる資産(プロパティ)は文芸作品だけでなく、映画、テレビ番組、アニメ、漫画、ゲームなどの様々なジャンルに広がりつつあります。本講演では、現在日本で普及しているオプション契約の代表的な条項を一つ一つ解説しながら、ハリウッドなどの最新プラクティスと比較検討し、その基本構造を解きほぐしていきたいと思います。また、近時、日本において紛争の原因となった具体的な事案や文言を紹介し、これらに対する対応策を検討致します。更に、従来あまり議論されていなかったところですが、プロパティを保有する原作者などの視点に立った対応策も検討致します。 講義詳細 1.エンタテインメント業界におけるオプション契約の構造&条項 (1)日本のオプション契約の基本構造 ―オプション契約であってオプション契約ではない?! (2)契約当事者―日本的事情とハリウッド的事情 (3)オプション料―日本の相場とハリウッドの相場 (4)オプション期間―企画開発の一寸先は闇 (5)オプションされるプロパティ―取得すべき権利と留保すべき権利 (6)リメイク等に対する権利―将来のための権利の交通整理 (7)表明・保証―取引の性質に応じた手作りの検討 (8)その他 2.オプション契約に関する紛争例とその対応策 (1)映画「やわらかい生活」事件の検討 (2)業界的「常識」用語の危険性 (3)プロパティの塩漬け等に対するプロパティ保有者側の対応策 3.質 疑 応 答 ※ 録音・ビデオ撮影・PCの使用等はご遠慮下さい |
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