日本のハイイールド債投資の実際~低格付け社債投資へのアプローチ~ |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2000-08-31(木) 13:30~16:30 |
講師 |
クレディスイスファーストボストン証券 債券資本市場本部 クレジット調査部長 島 義夫 氏
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セミナー詳細 |
97年、98年の銀行危機、金融パニックの中でヤオハンや日本国土開発の公募債がデフォルトするなどして日本の金融市場でクレジット・リスクが戦後初めて現実のものとなった。その体験から金融市場ではクレジット・リスクへのリサーチやプライシングが本格化するかに見えたがそれもつかの間、銀行への公的資金投入でパニックが沈静化して、ゼロ金利政策が始まると今度は一転して低金利と金余りの中で「モラルハザード」と言われるほどにクレジット・リスク・プレミアムは低下している。しかし投資家は高格付け債に対しては過渡なまでに楽観的なのに、低格付け債へは依然として過剰なまでに悲観的である。市場のクレジット・リスクへの対応はまだ「買う・買わない」の二者択一的で投資家は低格付け分野へアプローチしかねているようだ。過熱気味の社債市場でも光通信債や昨年の日栄債など急激な信用力の低下から社債価格が大幅に低下する事例がいくつか見られ、また中国の海南 省国際投資信託公司(HITIC)のサムライ債利払い停止のように久しぶりにデフォルト・リスクを思い出させるイベントがあった。国内には既にかなり大きな低格付け債市場が存在しているとともに将来金利上昇局面に入った時、これまで低金利のぬるま湯の中に隠されていたクレジット・リスクが表面化するはずだ。このセミナーでは国内ハイイールド債または低格付け債市場の現状を概観し、低格付け債への投資アプローチについて述べる。 講義詳細 1.ハイイールド債またはジャンクボンドとは (1)日本の低格付け債市場の規模は? (2)国内にある格付けの混乱 (3)日本の低格付け債の特徴 (4)日本のデフォルト事例 2.アメリカ、ヨーロッパの経験から学ぶもの (1)アメリカ、1980年代の経験 (2)ヨーロッパ、クレジット市場の誕生1999年 3.低格付け債市場への投資アプローチ (1)低格付け債のクレジット・リスク (2)低格付け債へのクレジット・リサーチ (3)アップサイド・ポテンシャルとダウンサイド・リスク (4)低格付け債の価格変動性 (5)低格付け債のバリュー 4.質 疑 応 答 ※ 録音・ビデオ撮影等はご遠慮下さい 提供書籍 「ジャンクボンド」(ISコム) 島 義夫 著 |
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