過去のセミナー

OLD SEMINARS
金融セミナーのセミナーインフォ > 過去のセミナー > 保険募集人・代理店における顧客情報の管理・活用に係るコンプライアンス

保険募集人・代理店における顧客情報の管理・活用に係るコンプライアンス

~金融庁の監督・検査基本方針の分析とともに、検査指摘事例等を踏まえて~
本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2010-11-08(月) 13:30~16:30
講師 西村あさひ法律事務所
武田 涼子 弁護士

東京大学法学部卒、1998年弁護士登録、西村総合法律事務所(現西村あさひ法律事務所)入所。主として、銀行・保険会社に係るM&A案件や破綻案件、コンプライアンスに係る相談などに従事。2004年ロンドン大学法学部修士課程(銀行・金融法)(LL.M.)修了。2004年より05年まで、パリ所在のDS法律事務所(DS Avocats)にて研修。2005年パリ第二大学大学院法学部仏国・欧州及び国際ビジネス法(LL.M.)及び同法学修士課程(D.S.U.)留学。現在、日本弁護士連合会リーガルアクセスセンター委員会委員、第一東京弁護士会業務改革委員会第1部会副部会長など。最近の論文として「風呂溺における傷害保険契約上の保険事故の外来性要件」(損害保険研究71巻3号255頁以下、2009年)、主な著作(共著)として、『ファイナンス法大全(上)』(商事法務、2003年)、「The In-house Counsel’s Guide to Insurance and Reinsurance」(IFLR、2003年)など。

セミナー詳細 2010年8月27日に金融庁から発表された、本年度の保険会社等向け監督方針と検査基本方針において、顧客情報の厳格な管理や顧客保護の徹底による安心・信頼をベースに、金融機関における競争力を高めることが重要であり、そのために本年度の重点的な検証事項として、情報セキュリティ管理の徹底等がまず第一に挙げられたことからも明らかであるように、保険会社において、顧客情報の管理・活用についてのコンプライアンスを徹底する必要があることについては、言を俟たない。また、2010年7月に公表された金融検査指摘事例集においても、顧客情報の管理の不備についての指摘が散見され、保険募集人や代理店における個人情報の実体把握と管理・改善が促されているところである。とりわけ、昨年7月の保険会社の保有する顧客等の情報が相次いで流出する事案が発生したことに端を発し、同月、金融庁から保険協会に向けられた個人情報の管理の徹底について要請文が発出され、同年11月「金融分野における個人情報保護に関するガイドライン」が改正されてから、本年度の監督方針・検査基本方針への一連の流れと傾向を分析すると、競争力を高めるための顧客情報の管理と信頼の確立のためにどのように顧客情報管理をすべきか、という点を見直す機運が高まっているといえる。特に、顧客の信頼を確立する上で、非常に重要な保険募集人や代理店における個人情報の管理・活用を如何に図るかということを再度検証する必要がある。

講義詳細
1.顧客情報管理態勢に係るコンプライアンスの内容
(1)顧客に関する情報管理態勢に関する法令の内容のまとめ
(2)保険会社向けの総合的な監督指針等 
(3)個人情報の保護と金融分野における個人情報保護に関するガイドライン等
(4)法人情報についての考え方

2.保険募集人・代理店、及び保険会社等に求められる態勢の整備
(1)保険募集人や代理店における個人情報の管理と活用 
(2)保険会社に求められる内部管理態勢の整備 
(3)金融機関グループ内における顧客情報の活用 

3.情報流出後において必要な対応と事前準備の必要な事由
(1)情報流出のリスクと法的責任
(2)情報流出の端緒と初動措置
(3)事後対応

4.近時の監督及び検査における傾向の分析と対応
(1)金融検査指摘事例とその他の相談事例
(2)今後の保険会社等向け監督方針と検査基本方針に基づく監督と検査 
(3)その他の留意事項

5.質 疑 応 答

※ 録音・ビデオ撮影・PCの使用等はご遠慮下さい

カテゴリ
関連キーワード
お問い合わせ先 株式会社セミナーインフォ
TEL : 03-3239-6544   E-mail : seminar-operation@seminar-info.jp
お問い合わせフォーム
申込規約・全額返金保証の規約
※ 印刷用ページもご用意しております。本ページの内容を印刷される際にご利用ください。
PDF

該当データはありません。