不動産ファンドの当事者破綻 法務対応~事前対策・事後処理の両面から~ |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2010-07-06(火) 13:30~16:30 |
講師 |
森・濱田松本法律事務所 金田 繁 弁護士 1995年3月東京大学法学部卒業、98年4月森綜合法律事務所入所(第二東京弁護士会)。2004年5月Boston University School of Law (LL.M.)卒業。不動産金融(私募ファンド・J-REIT)の分野を中心とする取引案件を主に取り扱うほか、倒産手続や紛争案件の経験も多数。主な論文・著作として、「金商法下における不動産ファンドと特定目的会社の活用」(金融法務事情07年5月5日・15日合併号)、「表明保証条項をめぐる実務上の諸問題(上)(下) ―東京地判平18.1.17を題材として―」(金融法務事情06年5月25日号、6月5日号)、『図解 個人版民事再生手続のすべて』 中央経済社 01年刊(共著)ほか。不動産ファンドの金商業登録や破綻対応に関する講演多数。 |
セミナー詳細 |
不動産ファンドの市況悪化が始まってから約2年が経過し、当事者破綻への対応を実際に強いられるケースが増えています。マーケットでは依然として調整局面が続いており、レンダー主導の再編などに移行するファンドも散見されます。そこで本講では、当事者破綻の影響を踏まえた平時からのリスク分析・事前対策のほか、既存ファンドの当事者破綻に伴う事後処理にも焦点を当てて、様々な当事者の視点から法務上の考察を試みます。広汎なテーマですが、とくに本講では以下のトピックを中心に採り上げる予定です。 講義詳細 1.マスターレッシーの破綻 (1)賃貸借をめぐる倒産手続中の法律関係(直近の裁判例も踏まえて)、賃料・敷金の取扱い (2)マスターリース契約終了に伴うテナント契約の帰趨 (3)キャッシュフローの保全方法と問題点 2.テナントの破綻 (1)滞納テナント対応時の留意点(弁護士法の論点を中心に) (2)テナントによる賃料減額要請の類型 3.プロパティ・マネージャーの破綻 4.匿名組合員(TK-GKスキーム)の破綻 (1)法律上・契約上の位置づけ(清算繰延特約ほか) (2)適格機関投資家等特例業務に与える影響 (3)破綻匿名組合員が有する出資持分譲渡の留意点 5.アセット・マネージャーの破綻 (1)アセット・マネージャーの交替手続 (2)代替アセット・マネージャーとしての留意点 6.その他の関連当事者(物件オペレーター、請負業者、優先出資社員(TMKスキーム)等)の破綻 7.収益が悪化したファンド側の対応 (1)LTVテスト・DSCRテスト対応(クロス・コラテラル化を含む) (2)ファンド運営への影響 8.(SPCを含む)破綻当事者を売主又は買主とする取引時の否認・詐害行為取消リスク対応 9.レンダーによる収益悪化ファンドへの対応・レンダー主導の物件売却 (1)アセット・マネージャー破綻時の対応と金商法適用の可能性 (2)代物弁済やCMBS・サービサー特有の留意点 10.当事者破綻が事務受託会社やSPC派遣役員に与える影響 (1)事務受託会社・派遣役員をめぐる基本的法律関係 (2)緊急時の対応と善管注意義務との関係 (3)事務受託会社の破綻SPC対応 (4)SPC・派遣役員を当事者とする争訟(公表事例や裁判例を踏まえて) 11.質 疑 応 答 ※録音・ビデオ撮影・PCの使用等はご遠慮下さい。 ※講義の内容は一部変更させて頂く可能性がございますので、あらかじめご了承下さい。 |
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