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カウンターパーティーリスク管理と自己資本比率規制

本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2010-05-10(月) 13:30~16:30
講師 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社
エグゼクティブ ディレクター 
カウンターパーティー・ポートフォリオ・マネジメント部長
富安 弘毅 氏

債券統括本部 ポートフォリオ戦略部
アソシエイト
大石 佳敬 氏

【富安氏】
一橋大学で国際金融、同大学院国際企業戦略研究科で金融工学を専攻。米国UCLAアンダーソンスクールにてMBAを取得。日米の金融機関で18年にわたりリスク管理業務に携わり、現在はモルガン・スタンレー証券株式会社カウンターパーティー・ポートフォリオ・マネジメント部長として、アジア全域のカウンターパーティーリスク管理業務に携わる。リーマンブラザーズ証券の破綻時には、ポジションの再構築、清算等につき、本社と連携してアジアで陣頭指揮を取る。主な著書に『ファイナンス計量分析入門』(東洋経済新報社、共著)、『リスクマネジメントの本質』(共立出版、共訳)、『信用リスクモデル入門』(東洋経済新報社、共訳)がある。

【大石氏】
2001 年東京大学大学院工学系研究科修了、2006年ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)ファイナンス修士課程修了。2001年日本銀行入行。主として、金融機構局(旧考査局)リスクアセスメント担当において、大手銀行・証券会社等に対する考査業務に従事。2008年プライスウォーターハウスクーパース株式会社(旧PwCアドバイザリー株式会社)に入社。GRC(ガバナンス、リスク管理、コンプライアンス)グループにおいて、金融機関のリスク管理に係るアドバイザリー業務に従事。2010年モルガン・スタンレー証券株式会社に入社。

セミナー詳細 バーゼル銀行監督委員会が公表した「銀行セクターの強靭性の強化」に関する市中協議文書によって、カウンターパーティーリスクが一躍注目を集め始めた。国内ではあまり馴染みのなかったCVAに対する資本賦課が提案されたことにより、今後のリスク管理のあり方が大きく変わっていくことが予想される。
本セミナーでは、今回の市中協議文書の解説及びその対応方法に加え、CVA管理を進めるに当たって直面する実務的問題を中心に、カウンターパーティーリスク管理全般について幅広く解説する。

講義詳細
 1.金融危機後の金融規制の動き
 (1)金融規制に係る国際的な潮流
 (2)バーゼルⅡ規制改革案の概要

 2.バーゼルⅡ規制改革案におけるカウンターパーティーリスク管理上の論点
 (1)これまでのカウンターパーティーリスクの取扱い
 (2)規制改革案における論点

 3.カウンターパーティーリスクとは

 4.CVA(Credit Valuation Adjustments)とは
 (1)CVAの計算方法
 (2)CVAヘッジの実際
 (3)CVA計算システムを作るには
 (4)CVAデスクを立ち上げるには

 5.クレジットチャージの取り方
 (1)実務的問題点
 (2)クレジットチャージによるインセンティブ付け

 6.CVAが決算に与える影響

 7.担保管理実務

 8.これからの信用リスク管理

 9.昨今のCDS市場の改革がリスク管理に与える影響
 (1)集中決済機構の議論の考察
 (2)ADR、Big Bang/Small Bang Protocol、Auction決済

10.質 疑 応 答

※ 録音・ビデオ撮影・PCの使用等はご遠慮下さい

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