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保険会社に対する法規制の最新動向と実務対応

~ファイアーウォール規制の見直しと顧客利益保護(利益相反)管理体制の構築、金融ADRに対する対応を中心に~
本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2009-03-27(金) 13:30~16:30
講師 森・濱田松本法律事務所
足立 格 弁護士

森・濱田松本法律事務所弁護士 平成13年司法試験合格、平成14年東京大学法学部(私法コース)卒業 平成15年弁護士登録と同時に森・濱田松本法律事務所入所 保険会社をめぐる紛争、保険監督・検査等への対応その他の保険関連案件を主たる業務分野とする他、金融ADR案件、知的財産関連案件、債権回収案件、フランチャイズ契約絡みの紛争など、国内企業の訴訟・紛争案件にも多く携わっている

セミナー詳細 平成20年6月6日に成立し、同月13日に公布された「金融商品取引法等の一部を改正する法律」による保険業法の改正により、保険会社についても、①現行のファイアーウォール規制が見直されるとともに、②顧客利益保護(利益相反)管理体制の構築が求められることとなりました。これに伴い、金融庁から、平成21年1月20日及び同月30日付で保険業法施行令、同施行規則、保険会社向けの総合的な監督指針の各改正案に対するパブリックコメントの結果等も公表されています。保険会社においては、平成21年6月1日の施行までに、これらの内容を十分に吟味・整理した上で対応をとる必要があります。また、平成20年12月17日付で、金融審議会金融分科会第一部会・第二部会合同会合報告がなされ、「金融分野における裁判外紛争解決制度(金融ADR)のあり方について」と題する提言が公表されております。昨今の「消費者保護」機運の高まりにより増大する金融機関と消費者間の紛争の解決手段として、近時、金融ADRが脚光を浴びており、今後ますますその利用が増加するものと思われます。以上を踏まえて、本セミナーでは、ファイアーウォール規制の見直し及び顧客利益保護(利益相反)管理体制の構築並びに金融ADRの最新動向とこれに対する実務対応を具体的に解説すると共に、未成年者の死亡に係る保険契約、不祥事件届出基準、個人情報保護、反社会的勢力対応といったコンプライアンス上の重要問題、さらに、改正保険法において依然として残されている実務上の解釈問題についても、実例を踏まえて解説します。

講義詳細
1.ファイアーウォール規制の見直しと顧客利益保護(利益相反)管理体制の構築
(1)はじめに
(2)現行のファイアーウォール規制及びその見直しの概要(金融商品取引業者との比較を通じて)
(3)顧客利益保護(利益相反)管理体制の構築とその概要
(4)具体的な実務対応(保険業法施行令、同施行規則及び保険会社向けの総合的な監督指針の一部改正案に対するパブリックコメントの結果等を踏まえて)

2.金融ADRへの実務対応
(1)最新の動向(平成20年12月17日付「金融分野における裁判外紛争解決制度(金融ADR)のあり方について」を中心に)
(2)メリット・デメリット(各紛争解決手続との比較を通じて) 
(3)今後の動向と実務対応

3.その他の保険会社に対する法規制の最新動向と実務対応
(1)未成年者の死亡に係る保険契約等に関する保険業法施行規則及び保険会社向けの総合的な監督指針の一部改正(平成20年12月26日付「『保険業法施行規則の一部を改正する内閣府令(案)』及び『保険会社向けの総合的な監督指針』の一部改正(案)に対するパブリックコメントの結果等について」を中心に)

(2)不祥事件届出基準(具体例を中心に)
(3)個人情報保護(金融庁への報告の要否等、具体例を中心に)
(4)反社会的勢力対応(具体例を中心に)
(5)改正保険法において残された実務上の解釈問題

4.質 疑 応 答     

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