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保険会社におけるコンプライアンス

本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2007-03-07(水) 13:30~16:30
講師 小笠原国際総合法律事務所
小笠原 耕司 弁護士

1984年一橋大学法学部卒業。現在、小笠原国際総合法律事務所代表弁護士。2004年4月より東海大学法科大学院教授(担当科目:現代商事法<コーポレートガバナンス、資金調達>、倒産法、リーガルクリニック)も務める。全国各地の企業・金融機関にて、実務に即した企業法務・金融法務の実務に即したものから、社員のメンタルヘルス・労務管理などの人材面を主眼とした法律問題まで、幅広く講演会、研修、セミナーを行っている。専門は金融法務・企業法務・不動産等。
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セミナー詳細 昨今、保険会社においては、保険金不払いの問題や行政処分事例等が多くなり、また、会社法改正や金融商品取引法・公益通報者保護法・個人情報保護法の成立等により、コンプライアンス強化が一層強く求められるようになったといえる。本講演では、保険会社におけるコンプライアンスにつき、行政・裁判例・他の法律との関係・昨今の時事的問題等、様々な視点から述べ、今後保険会社が気をつけねばならない点を説明していきたいと思う。

講義詳細
1.保険業法の概要
(1)行為規制
  ①保険募集の制限 
  ②説明義務 
  ③自己契約禁止 
  ④仲立人氏名等明示
  ⑤情報開示 
  ⑥結約書記載 
  ⑦誠実義務 
  ⑧クーリングオフ 等
(2)処分内容  
  ①登録取消・抹消 
  ②業務改善・停止 
  ③免許取消 等
(3)金融商品取引法・金融商品販売法と保険業法 ~一般法・特別法

2.第三分野保険商品
(1)取扱い解禁の動き
(2)種類
  ①医療保険 
  ②疾病保険(がん保険等)
  ③介護保険 等

3.保険会社に対する行政処分
(1)最新の具体的事例一覧
  ①保険金不払い 
  ②顧客情報管理不備 
  ③顧客への説明不足 
  ④違法な販売形態等
  ⑤虚偽データ・改ざん 
  ⑥代表者や監督上の問題 等
(2)独禁法・景表法との関係
  ①不当表示 
  ②抱き合わせ 
  ③優越的地位濫用 等

4.過去の保険コンプライアンス・約款に関する判例
(1)融資一体型変額保険 
(2)傷害保険 
(3)火災保険 
(4)損保約款 
(5)生保約款

5.金融庁による保険会社向けの監督指針・保険検査マニュアル
(1)監督指針
  ①コンプライアンス 
  ②保険募集 
  ③苦情処理 
  ④顧客保護・顧客情報管理 
  ⑤本人確認等 
  ⑥適切な表示 
  ⑦事務リスク・システムリスク管理 等
(2)検査マニュアル
  ①内部管理 
  ②法令遵守 
  ③保険募集 
  ④顧客保護 等

6.その他の法律との関係
(1)会社法
(2)公益通報者保護法
(3)個人情報保護法
(4)消費者契約法 等

7.生命保険・損害保険協会が出している規範(一部参考までに)

8.質 疑 応 答           

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