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ウェルス・マネジメント市場戦略

本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2006-04-28(金) 13:30~16:30
講師 アクセンチュア株式会社
パートナー
三宅 利洋 氏

1969年生まれ 92年東大経卒 同年アクセンチュア(旧アンダーセンコンサルティング)入社 金融サービス本部・戦略グループに所属 05年同パートナー 金融業担当として、主に銀行、証券、ノンバンクを担当 事業戦略、M&A、IT戦略等にも従事

セミナー詳細 不良債権処理が終わった今、銀行はいよいよ業務利益向上のための施策を打ち始めなくてはならない。リテール領域ではここ数年、住宅ローンや無担保ローンの強化がなされてきたが、既に成熟した市場でのパイの奪い合いであり、厳しい競争状態にある。一方、本当の意味で今後の市場拡大が期待できるのが、ウェルス・マネジメントと呼ばれる資産管理型ビジネスだ。その中でも特に我々が注目しているのはマス・アフルーエントと呼ばれる保有金融資産が数千万円程度の顧客層へのアプローチである。もちろん、保有金融資産だけでこの層を1つに括れる程甘くないのは常識であり、様々な切り口から戦略を吟味する必要がある。しかし、この層から得られる潜在的な収益規模は非常に大きいと言われているにも関わらず、明確な戦略を打ち出せているプレイヤーが存在しないことも事実だ。本セミナーでは、マス・アフルーエントを含めた広義の富裕層向けの資産管理型ビジネスを「ウェルス・マネジメント」と再定義した上で、顧客や国内外プレイヤーの動向、今後の業界変化のシナリオ等を概説する。また、その中でも特に、マス・アフルーエント向けのビジネスで成功するための戦略とは何なのか、戦略実現には何が必要となるのか、銀行は今後どのような役割を担ってゆくのか等、私なりの考えを述べてみたい。

講義詳細
1.ウェルス・マネジメント市場とは
(1)マクロ動向と純金融資産の分布
(2)GINIインデックスに見る世帯の2極化
(3)マス・アフルーエントの台頭
(4)多様なマス・アフルーエント層
(5)潜在的な市場の魅力度とプロフィットプール

2.注目される国内外主要プレイヤーの動向
(1)証券会社・信託銀行の伝統的な富裕層向けビジネス
(2)出だしは順調か?動き出したメガバンク
(3)ノウハウに勝る欧米プレイヤーの狙い
(4)保険業界にも新たなチャンス
(5)郵貯、地銀、保険、新規参入組は?
(6)マス・アフルーエントに対するサービス比較
(7)制度改革等も踏まえた今後の業界変化

3.新たな市場において勝つための戦略
(1)打ち手をイメージした意味あるセグメンテーション
(2)競争力の源泉となる人材/チャネル/ネットワーク
(3)プロ向けのサービスを個人に提供する
(4)CRM/DBMの有効性とその限界
(5)想定される銀行の新たな役割とポジショニング

4.質 疑 応 答 

※ 録音・ビデオ撮影等はご遠慮下さい

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