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富裕層ビジネスの金融業態別展開

~異業種の事例も含めて~
本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2005-11-21(月) 13:30~16:30
講師 経営企画研究所 代表
丹羽 哲夫 氏

セミナー詳細 プライベートバンクと同業務はブームになりつつある。しかし、唯一の成功事例と言われたシティバンクのように数多くの顧客を獲得できる企業は僅かであると予測される。シティバンクが成功したマーケティング戦略を分析し、プライベートバンクまたはプライベートバンキング業務(証券・投資運用など)を、如何にして実行または計画していくのかを見ていく。計画または参入済の金融機関・支援企業に参考となる金融業態別マーケティング戦略として構成している。   

講義詳細
1.社名=ブランド依存のマスマーケティングの限界
(1)従来業務では通用したマスマーケティング
(2)外資系表研会社の撤退理由と共通する点
(3)非常に多様で厳しい富裕層には「マンツーマン・マーケティング」
(4)ブランドより窓口相談員がロイヤリティを決める

2.シティバンクは初めて富裕層を特別扱いした
(1)既存統計は単なる目安
(2)顧客が関心を示す事項を調べる
(3)多様な側面こそ実態
(4)マス広告に依存せず2万人の顧客を集客
(5)次に提案できる内容の詰めとタイミング
(6)信頼の源泉と経路依存

3.富裕層の実像とセグメント化
(1)純金融資産額は取引の基準
(2)純金融資産と非金融資産で捉える
(3)セグメントの3軸
(4)3軸別の単位キューブとその内容

4.プライベートバンクの競争優位戦略

(1)全資産対象で競合差別化
(2)金融コングロマリットの専門性で単位キューブを拡大
(3)支店の要員でなく専門要員による個別開拓
(4)専門性の高い単位キューブでの専用商品・サービス

5.証券会社のSMA展開(プライベートバンキング業務)
(1)単なるインターネット専業対策では限界
(2)インターネット専業が採用するビジネスモデル
(3)豊富な顧客吸引メニュー
(4)専門性の高い専門相談員の配置
(5)相場下げと元本割れ場面での対応が分岐点
(6)口コミこそ重要となる

6.信託銀行と地方銀行のプライベートバンキング業務展開
(1)総合性でなく独自単位キューブで優位性確保
(2)非金融資産サービスこそ訴求ポイント
(3)対面で相談時間を増やしソリューションのアドバイス
(4)自行の既存取引客をセグメント化する
(5)別部門にして専任体制とする

7.非金融会社の取組みと今後の予測
(1)住宅業界
(2)自動車業界

8.質 疑 応 答

※ 録音・ビデオ撮影等はご遠慮下さい

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