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【会場受講】金融機関における三つの防衛線(3つのディフェンスライン)を活用した発見統制の構築

本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2021-03-11(木) 13:30~16:30
講師
プロアクト法律事務所 パートナー 弁護士 渡邉 宙志 氏
プロアクト法律事務所
パートナー 弁護士
渡邉 宙志 氏

公認内部監査人、公認不正検査士
2004年弁護士登録 法律事務所勤務を経て2008年から吉本興業株式会社執行役員法務本部長、リスク管理委員会委員長、コンプライアンス推進委員会委員長など 2015年プロアクト法律事務所に参画し、2018年公認不正検査士資格、2019年公認内部監査人資格取得 不正・不祥事にかかる第三者委員会・社内調査業務や平時における企業のリスク管理、コンプライアンス・危機管理体制構築に関する業務などを扱う

概要 近年、金融機関のリスクマネジメントにおいては、「三つの防衛線=3つのディフェンスライン(three lines of defense)」を意識した体制構築がスタンダードとなっている。しかし、実情としては、形式的な意味での体制整備が完了したにとどまっており、実質的な意味で三つの防衛線を活用したリスクマネジメントが実現できているかについては、未だ途上という金融機関も多いのではないかと思われる。
一方では、近年、金融機関における大規模な不祥事が相次いで発覚しているところであり、各金融機関は、これら事例を積極的な学びの教材として自社のリスクマネジメント強化に結び付ける姿勢が望まれる。
本セミナーでは、3つのディフェンスラインに関する基礎的な知識、その導入の意義について概観した上で、特に、リスク情報の早期発見にかかる統制=「発見統制」に着目して、その実現に有用な「三つの防衛線」活用のポイントを過去の不祥事例や企業における具体的な導入例などに触れながら解説したい。
セミナー詳細 1.三つの防衛線の基礎知識
(1)三つの防衛線とは
(2)三つのラインそれぞれの役割と責任
(3)三つの防衛線運用のポイント
(4)IIAの新しい「3ラインモデル」

2.不祥事対応のサイクルと発見統制の重要性

3.最近の不祥事例検討(発見統制の観点から)
(1)商工中金 :不正融資問題(2017)
(2)スルガ銀行 :不正融資問題(2018)
(3)かんぽ生命保険 :不適正販売問題(2019)
(4)都留信用組合 :不祥事件届出遅延問題(2019)
(5)第一生命保険 :社員による金銭詐取問題(2020)

4.三つの防衛線を発見統制に活用する
(1)リスク情報の把握から改善までのサイクル
(2)1線のリスクオーナーシップの醸成
(3)2線による支援と検証のバランス
(4)1.5線の活用(IIA3ラインモデルも参考に)
(5)3線の強化
(6)一気通貫のレポートラインと2線・3線の独立性確保
(7)グループ会社における発見統制
(8)業務上のレポートライン外における発見統制

5.質疑応答 ※ 講義中の録音、ビデオ・写真撮影はご遠慮ください。会場受講の場合はPCはお使いいただけません。
補足事項 ※残席わずか

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