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プロ私募投信の評価

本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2004-02-27(金) 13:30~16:30
講師 株式会社大和総研
投信評価研究所 シニアコンサルタント
松原 英人 氏

セミナー詳細 98年末の改正投信法施行により私募投信が認可されて以来、5年で私募投信残高は10兆円を超えるまでに成長した。この間、成長の主体は一貫してプロ私募であり、特に当初は年金の合同運用ニーズを把えての成長ぶりが目立ったものの、代行返上に伴い年金向けの運用残高には伸び悩みの傾向がみられる。昨今は、地方金融機関向けなど機関投資家向けの伸びが高い。年金向けとしてはむしろ、変額年金向け市場の拡大が著しいが、同一マザーファンドの買い付けを通じ、確定拠出年金やファンド・オブ・ファンズ向けを含め公募投信とも運用が共有される傾向が見られる。こうしたプロ私募と公募市場とのオーバーラップ傾向は、受益者保護と受託者責任の観点から、実質的にどの程度のディスクロージャーやパフォーマンス・モニタリングが行われるべきかといった問題を提起する。また、当然、自己責任として購入側にもデューデリジェンスを実施する義務がある。本セミナーでは、プロ私募投信の拡大状況およびパフォーマンスについて概説した後、購入側に求められるリスクとデューデリジェンス、運用、販売側におけるリーガルリスクについても述べ、プロ私募投信の運用評価とコンサルティングのポイント、今後の展望等について解説する。

講義詳細
1.私募投信市場の近況
(1)プロ私募と少人数私募
(2)株式投信と債券投信
(3)外国私募投信

2.機関投資家向け/実質個人投資家向け、プロ私募投信
(1)金融法人向け
(2)確定給付型年金
(3)変額年金
(4)公募投信 ~確定拠出年金~
(5)公募投信 ~ファンド・オブ・ファンズ~

3.パフォーマンス
(1)リターン/リスク
(2)リターン/コスト

4.購入リスクとデューデリジェンス
(1)エージェンシーコストとモラルハザード
(2)ディスクロージャー(証券取引法、投信法、金融商品販売法)
(3)信託契約と受益者受託者責任と受益者

5.運用評価とコンサルティング
(1)定性評価、定量分析基準
(2)評価ユニバースの収斂傾向とディスクロージャーの限界
(3)定性評価からのパフォーマンス推定
(4)定量的アプローチによるパフォーマンス推定
(5)モニタリングと品質管理

6.ケーススタディ

7.総 括/質疑応答

※ 録音・ビデオ撮影等はご遠慮下さい

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