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【会場受講】個別化医療実現を目指したゲノム研究の現状・課題と展望

本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2020-08-06(木) 9:30~12:30
講師 東北大学大学院情報科学研究科
教授
木下 賢吾 氏

京都大学大学院理学研究科修了(博士(理学))
科学技術振興事業団計算科学技術研究員、理化学研究所ゲノム科学総合研究センターリサーチアソシエイト、横浜市立大学大学院総合理学研究科助手、大阪大学蛋白質研究所産学官連携研究員・客員助教授、東京大学医科学研究所助教授・准教授を経て、2009年10月より東北大学大学院情報科学研究科教授 2012年4月より東北大学 東北メディカル・メガバンク機構兼務 2016年4月 同機構副機構長 就任 2019年4月 東北大学 未来型医療創生センター副センター長 就任
専門分野:バイオインフォマティクス、生物物理
特定非営利活動法人 日本バイオインフォマティクス学会 理事長(2017.4 -2019.3)
主な受賞 第8回日本学術振興会賞

概要 がんゲノム解析の保険適用をはじめとして、遺伝子に基づいた個別化医療としてのゲノム医療が本格的に実現しつつある。本セミナーでは、がんゲノム医療の現状を踏まえつつ、より幅広く、個人のゲノム情報に基づいた個別化医療に関しての現状と今後の課題・展望を述べる。
特に、遺伝子と環境要因が複雑に絡み合う多因子疾患に対する個別化医療推進のための課題を検討し、昨今重要になってきている前向きゲノムコホート研究についての国内外の状況を概観しつつ、医療情報とゲノム情報を統合したパーソナル・ヘルスマネジメント社会についての展望を述べる。
セミナー詳細 1.ゲノム情報の可能性と限界
(1)ゲノム情報から分かること
(2)ゲノム情報では分からないこと
(3)ゲノム医療実現に向けた課題
          
2.個別化医療の必要性
(1)増加する医療費
(2)個別化医療の可能性
(3)個別化創薬の可能性
          
3.個別化医療実現への課題と展望
(1)日本人集団でのエビデンスの不足
(2)失われた遺伝率問題
(3)リアルワールドデータの利用制限
          
4.ゲノムコホート研究と予防医学
(1)ゲノムコホート研究の重要性と予防への貢献
(2)諸外国の取り組み(アメリカ、イギリス、EU)
(3)東北メディカル・メガバンク計画
          
5.がんゲノム医療の最前線
(1)がんゲノム解析(パネル解析、全ゲノム解析、解析精度)
(2)がんゲノム医療(医療実装の難しさ、アノテーションの均質化)
(3)日本におけるがんゲノム医療体制(がんゲノム中核病院、エキスパートパネル、データ共有)
          
6.医療ビッグデータ解析の現状と課題
(1)医療情報の利活用での課題
(2)個人情報保護・データセキュリティ
(3)ゲノム医療実現のためのインフラの必要性
          
7.今後の展望
(1)個別化医療の諸産業への影響
(2)パーソナル・ヘルスマネジメント社会の実現に向けて
          
8.質疑応答 ※ 録音、ビデオ・写真撮影、PCのご使用等はご遠慮ください
補足事項 ※本セミナーは5/29から延期となりました。
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