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保険国際会計基準の公開草案と今後の影響

~保険契約会計に及ぼす影響~
本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2003-09-24(水) 13:30~16:30
講師 ワトソンワイアット インシュアランス コンサルティング
取締役 
三石 宣史 氏

日本アクチュアリー会正会員

セミナー詳細 国際会計基準審議会(IASB)の作成する国際会計基準は、EU(欧州連合)その他の国々の上場企業で、2005年から強制適用される。保険契約に対する暫定的な国際会計基準であるフェーズⅠの公開草案が7月末までに公開され、10月末まで世界各国からのコメントを受け付ける予定である。さらにIASBでは、全面時価会計を視野に入れたフェーズⅡの検討も進めている。フェーズⅠは当初時価会計を要求しないが、逐次時価情報の開示を追加しつつ、最終基準であるフェーズⅡに移行される予定である。保険の国際会計基準は、直接適用される欧州系保険会社等はもとより、日本の保険業界に多大な影響を及ぼす可能性が高い。このセミナーでは、近々公開予定のフェーズⅠ公開草案の内容を概説し、フェーズⅠ適用に際しての論点を説明する。さらに、将来的に予想されるフェーズⅡ等の時価評価についても、理論面および実務対応の方針等を解説する。

講義詳細
1.国際会計基準の背景
(1)国際会計基準審議会の沿革
(2)世界各国の対応状況   

2.保険国際会計基準検討の背景
(1)過去の検討状況
(2)各界の対応と今後の審議の推移

3.フェーズⅠ公開草案の概要
(1)暫定基準としてのフェーズⅠ  
(2)公開草案の概要 
  ①範囲
  ②保険契約の定義
  ③適用除外
  ④測定および認識
  ⑤会計方針の変更
  ⑥再保険
  ⑦アンバンドリング
  ⑧企業結合および契約移転における保険契約の取得
  ⑨IAS39との関係
  ⑩解約権・更新権
  ⑪開示 等
(3)フェーズIに対する各国の対応

4.最終基準としてのフェーズⅡの概要
(1)フェーズⅠとの共通点
(2)認識と測定
(3)負債の公正価値 
  ①将来キャッシュ・フローの予測
  ②決定論的モデルと確率論的モデル
  ③リスクと役務の調整
(4)契約者の測定
(5)開示と表示 

5.保険負債の公正価値評価への対応
(1)潜在価値(エンベディド・バリュー)の活用
(2)関連諸規制の動向
(3)生保経営への影響

6.質 疑 応 答

※ 録音・ビデオ撮影等はご遠慮下さい

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