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がんゲノム医療を取り巻く最新動向と病院のAI化による医療改革

本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2020-03-17(火) 9:30~12:30
講師
東京大学医科学研究所 ヒトゲノム解析センター長 宮野 悟 氏
東京大学医科学研究所
ヒトゲノム解析センター長
宮野 悟 氏

1977年九大理学部数学科卒 理学博士 93年九大理学部教授を経て、96年より東京大学医科学研究所教授 ヒトゲノム解析センター長 スパコンとAIを駆使したゲノムデータ解析でがんの個別化ゲノム医療を推進中 2013年国際計算生物学会よりISCB Fellowの称号授与、16年上原賞(先端ゲノミクスによる癌の分子基盤の解明) 15-18年神奈川県立がんセンター総長SIP AIホスピタルプロジェクト・サブプログラムディレクター

概要 がんはゲノムの多様な変異が原因となっている極めて複雑な病気である。東京大学医科学研究所はスパコンを活用したデータ解析でゲノム変異の全貌を暴き出し、人工知能IBM Watson for Genomicsを活用して、血液腫瘍の患者さんに全ゲノムシークエンス解析に基づき4日ほどで診断・治療方針を返すことができるようになった。2019年末の現在、500ドルほどで個々人の全ゲノム情報を得ることができるようになったが、そのボトルネックは変異の解釈・翻訳であった。一方、病院もAI化の方向に向かっている。内閣府SIP「AIホスピタル」(プログラムディレクター 中村祐輔)も4ヶ所の病院とICT企業を結びつけ、AIによる高度診断・治療システムを実装しようとしている。これから5年程の間に、コンピュータ資源はクラウドが中心になり、人工知能応用もインターネットと同様社会インフラになるだろう。病院も人工知能で大きく変わると考えている。
セミナー詳細 1.がんゲノム解析とその背景にあるビッグデータ
(1)なぜがんになるのか?
(2)次世代シークエンサーの大発展–今、ヒトゲノムは500ドル
(3)ゲノムデータ解析にスパコンが必要な時代は終わる
(4)人工知能の必要な訳-変異はぞろぞろ出てくるが、その解釈・翻訳がボトルネック
(5)ビックデータを用いたメディカルインフォマティクスの動向

2.がんゲノミクス研究の紹介–網羅的ゲノム解析が必要な訳
(1)骨髄異形成症候群–網羅的解析でとんでもない発見が
(2)ATL-ヒト白血病ウイルス HTLV-1とT細胞の戦場跡の全貌
(3)がんが免疫系を回避する術-賄賂受取ポケットPD-1に大量の賄賂PD-L1が放り込まれていた
(4)食道上皮は加齢に伴いがん遺伝子の変異を獲得した細胞で再構築されていた
    –しかも乳児期に獲得されていた

3.東京大学医科学研究所における事例
(1)東大医科学研究所のがんの臨床シークエンスシステム
(2)ビフォア ワトソン–こんなことやってられない
(3)アフター ワトソン–絶望感からの再起
(4)エピソード3つ
(5)人工知能のパワースーツを着た医師達の登場

4.がんゲノム医療プラットフォームのあり方
(1)全ゲノム解析とパネル解析-あなたならどちらを選びますか?
(2)日本でスタートしたがんゲノム医療
(3)リキッドバイオプシー
(4)お金はだいじだよー
(5)海外のゲノム医療の状況
(6)厚労省「がんゲノム医療推進コンソーシアム」での議論
(7)民間保険の役割

5.医療改革の現在~病院のAI化~
(1)内閣府SIP「AIホスピタル」の概要
(2)国内の他の状況
(3)海外の状況
(4)医業と人工知能
(5)課題

6.質疑応答 ※ 録音、ビデオ・写真撮影、PCのご使用等はご遠慮ください
補足事項 ※こちらは会場参加のお申し込みページです。オンライン受講をご希望の方は該当のページよりお申し込みください。 
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