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自動運転の現状と保険業界の将来

~自動運転を巡る関連法制の最前線と保険市場の展望~
本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2019-12-13(金) 9:30~12:30
講師
森・濱田松本法律事務所 弁護士
佐藤 典仁 氏 
日新火災海上保険株式会社 顧問
星野 明雄 氏 

【佐藤 典仁 氏】
2003年 私立東大寺学園高校卒業、07年 東京大学法学部卒業後、08年 森・濱田松本法律事務所入所、M&A、コーポレート業務に従事 13年 Northwestern University School of Law (LL.M.),Kellogg School of Management (Certificate in BusinessAdministration) 修了後、Hengeler Mueller法律事務所デュッセルドルフオフィスで執務(2013~2014年) 株式会社日立製作所への出向(2014~2015年)及び国土交通省自動車局保障制度参事官室 企画調整官(2017~2019年)を経て現職

【星野 明雄 氏】
東京大学理学部数学科卒、ペンシルバニア大学ウォートン校MBA(修士)、日本アクチュアリ―会正会員 損害保険上級講座講師、ASEAN Risk Awards 審査委員、セミナー講師等多数 損害保険会社及び生命保険会社において、自動車保険人身傷害補償保険、利差配当商品各種、年金払積立傷害保険・ドル建て年金、医療保険・がん保険など多数の商品を開発 インドネシアで生命保険子会社設立を担当(同社副社長) 前東京海上ホールディングス事業戦略部部長

概要 9:30~11:00 【第一部】 MaaS 時代を見据えた自動運転をめぐる法整備の最新の動向
昨今、自動運転技術は目まぐるしい発展を遂げていますが、常に周囲を監視しつつ運転操作を行う従来の運転者を前提としない自動運転を導入するためには、事故時の責任関係、車両の安全確保、運転者の義務等の考え方を整理する必要があります。これらにつき、国交省自動車局への出向中に、自動運転における損害賠償責任に関する研究会の取りまとめ及び自動運転に係る道路運送車両法の改正を行うとともに、MaaSへの取組等にも関与した経験を踏まえ、MaaS時代を見据えた最新の動向にも触れながら解説いたします。

11:10~12:30 【第二部】 自動運転技術の進展に伴う損害保険業界の将来
自動運転が実現した場合はもとより、それに先立つ要素技術(各種の危険回避システム)の普及によっても、自動車事故は激減する可能性が高くなっています。自動車保険・自賠責保険が約60%を占める我が国の損害保険業界はいま、どのようなパラダイムシフトを迎えつつあるのでしょうか。我が国の損保業界は過去、海上⇒火災⇒自動車という大きな種目の変遷を経てきましたが、その教訓から何を読み取るべきでしょうか。これらのことを踏まえながら、今後の事業構造や競争環境をマクロ的に見通し、保険会社の採るべき戦略を考察します。
セミナー詳細 9:30~11:00 【第一部】 MaaS時代を見据えた自動運転をめぐる法整備の最新の動向

1.自動運転を巡る状況
(1)自動運転技術
(2)自動運転中の事故(Tesla, Uber)
(3)自動運転実現に向けて検討すべき主な論点

2.国際的議論
(1)車両安全基準(WP.29)
(2)交通ルール(WP.1、ジュネーブ条約、ウィーン条約)

3.国内の議論
(1)制度整備の進捗状況
(2)自動運転車の安全確保(道路運送車両法の改正など)
(3)交通ルール(道路交通法の改正など)
(4)民事責任(自賠法、PL法など)
(5)刑事責任(自動車運転死傷処罰法、刑法など)
(6)その他

4.質疑応答

11:10~12:30 【第二部】 自動運転技術の進展に伴う損害保険業界の将来

1.自動運転及び安全技術
(1)自動運転の効果
(2)要素技術のインパクト
(3)普及の見通し

2.安全技術と保険
(1)人の損害、物の損害
(2)責任主体の変化と「賠償」による被害者保護制度
(3)その他の影響

3.保険市場の変遷
(1)過去の構造変化の振り返りと火災保険の教訓
(2)変化速度(自動運転と要素技術の違い)
(3)今後の方向性

4.結び(変化への抵抗か積極対応か)

5.質疑応答
補足事項 ※ 録音、ビデオ・写真撮影、PC のご使用等はご遠慮ください
※ 講演時間は前後する可能性がございます 

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