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企業不祥事に関する調査報告書から学ぶ有事・平時の危機管理

~金融機関における不祥事事案の分析~
本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2019-11-18(月) 13:30~16:30
講師
西村あさひ法律事務所
鈴木 悠介 氏 弁護士
堀田 純平 氏 弁護士

【鈴木 悠介 氏】
2007年東京大学法学部卒、TBSテレビに入社し、外信部、社会部等で報道記者として勤務 社会部などで報道記者として事件・事故取材にあたり、食品偽装、製品事故、従業員の横領等、各種企業不祥事の取材を経験する 現在は、西村あさひ法律事務所にて、独禁法違反、品質不正、FCPA違反、不適切会計事案等における企業不祥事対応や訴訟案件等に従事しながら、最近は、AI(人工知能)と法に関する業務分野についても取り組む 13年第二東京弁護士会弁護士登録 14年~日本パブリックリレーションズ協会 正会員、17年~人工知能学会 正会員 
主な著書:「AIの法律と論点」(共著、商事法務、2018年)、「会社とAI(人工知能)-会社法への示唆-」(共著、資料版 商事法務399号、2017)、「元報道記者の弁護士が提言 メディアの動きを先読みする広報になる!」(広報会議、2016年4月から不定期連載)「『忖度』から考える企業不祥事~忖度の『効能』と『副作用』」(西村あさひのリーガル・アウトルック、2017)、「名著から読み解く 日本型組織の特徴と不正防止への示唆」(ビジネス法務、2018年5月号)など多数

【堀田 純平 氏】
2011年早稲田大学法学部卒、13年東京大学法科大学院修了、14年第二東京弁護士会弁護士登録・西村あさひ法律事務所入所 入所以来、企業不祥事対応等の危機管理案件、訴訟案件、一般企業法務案件などに従事 危機管理分野では、製造業の品質問題案件、独占禁止法違反案件、海外公務員贈賄案件、不適切会計案件への対応等に携わっている
主な著作:「危機管理法大全」(共著、商事法務、2016年)、「内部通報通報受領後の初動対応・不正調査の留意点」(ビジネスロージャーナル2019年6月号)

概要 企業不祥事に関する調査結果をまとめた調査報告書は、まさに危機管理の生きた教材といえます。調査報告書を読み解くことによって、不祥事事案を追体験することが可能であり、また、そこで述べられている不祥事発生の経緯、原因や再発防止策は有事・平時の危機管理対策を講じる上で非常に参考となります。他方で、調査報告書は大部にわたることもしばしばであり、また、法律家以外にとってはやや難解な側面があることも否定できません。しかし、調査報告書作成時の書き手の思考、調査報告書の基本的な構成、特に読むべき重要部分などを押さえることにより、調査報告書はぐっと読みやすくなり、生きた教材としての価値がますます高まります。
本セミナーでは、これまでに数多くの危機管理案件に従事し、実際に調査報告書の作成にも携わった経験が豊富な弁護士が、特に金融機関に関する企業不祥事の調査報告書等を読み解くことを通じて、調査報告書を読む意味、調査報告書から見える不祥事の類型、調査報告書から読み解くべき有事・平時の危機管理対策を解説いたします。
セミナー詳細 1.生きた教材としての調査報告書
(1)教材としての調査報告書の有用性
 (a)危機管理案件の特徴
 (b)他社事例から学ぶ意味
 (c)意外と赤裸々に実情が書かれている調査報告書
(2)調査報告書を通じて見える各不祥事の特性
(3)調査報告書から有事・平時の危機管理を考える

2.金融機関における不祥事の調査報告書等を読む
(1)システムのセキュリティに関する不祥事事案
 (a)経営トップによる記者会見の重要性
 (b)今後も注意が必要なシステム関連の不祥事
(2)入札における不祥事事案
 (a)金融機関における独占禁止法違反リスク
 (b)発注者側における不正防止策
(3)金融機関における不適切営業事案
 (a)インセンティブと不正リスクの問題
 (b)進捗中のビジネスに関する不祥事発覚後の対応策
(4)金融機関における不正融資事案
 (a)主力部門の聖域化と暴走
 (b)大部にわたる調査報告書のどこを読むべきか
(5)金融機関における横領事案
 (a)多発する横領事案
 (b)不祥事事案と刑事告訴の実務

3.調査報告書から学ぶ有事の危機管理対策
(1)専門家による事実調査と法的評価
(2)危機管理広報の重要性
(3)不祥事ドミノを防ぐには

4.調査報告書から学ぶ平時の危機管理対策
(1)最大の危機管理は不祥事を起こさないこと
(2)各報告書の原因・背景から見える平時の危機管理
(3)「企業風土」と不祥事

5.質疑応答 ※ 録音、ビデオ・写真撮影、PCのご使用等はご遠慮ください

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