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銀行オープンAPIを活用したビジネス化事例と今後の展望

本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2019-08-19(月) 13:30~16:30
講師
株式会社インフキュリオン メディア&ラボ事業部 マネージャー 森岡 剛 氏
株式会社インフキュリオン
メディア&ラボ事業部
マネージャー
森岡 剛 氏

2014年~インフキュリオン メディア&ラボ事業部にて調査分析業務の中核を担う 特に決済とフィンテックに関する海外事例を踏まえた戦略分析に定評 戦略コンサルティングにおけるアドバイザーを務める一方、雑誌やWebメディアにて情報発信も行う 05年~13年 株式会社日立製作所 研究開発本部にて大規模ITシステムに関する研究開発に従事 中国・北京への駐在経験あり 1996年~2005年 カナダにて学士・修士・博士を取得 博士(コンピューターサイエンス、トロント大学) TOEIC990点

概要 国内の銀行各社は現在、2020年の対応期限に向け、「オープンAPI」の整備を進めている。銀行が保有する口座情報へのアクセスを、一定の要件を満たす外部事業者にも開放する制度だ。銀行と事業会社の連携を通したオープンイノベーションを促進するもので、顧客にとっての口座サービス利便性の飛躍的な向上が期待できる。
本制度は世界にも誇れる先進性を持つが故に、「APIを整備しても、どんなビジネスが可能になるのかイメージできない」と悩む国内銀行や、「銀行APIを使うと、どのようなサービスが可能になるのだろうか」との疑問が消えない事業会社も多いことだろう。
本講演では、関連する国内外の事例を紹介しながら、これから起こる大きな市場変革の本質に迫る。リテールバンキングの弱体化という現状課題と、API活用を通した克服の動きを概観する。日本と欧州の銀行オープンAPI制度を解説する。それぞれの市場における新サービスの具体事例を紹介し、今後のサービス変革の動向を考察する。
本講演の焦点は技術ではなく、新規事業や新サービスにおけるAPI活用にある。APIに関する必要知識は講演内でカバーするため、前提知識は不要である。
セミナー詳細 1.リテールバンキングの経営課題
(1)顧客接点の喪失
(2)コモディティ化
(3)克服への新たな動き:決済、貯金、支出管理、そしてAPI

2.APIの基礎知識
(1)10分でわかるAPI連携の利点
(2)実は身近なAPI連携サービス
(3)海外銀行でのビジネス化事例:自動車ローンから自動車販売へ

3.日本の銀行オープンAPI制度
(1)フィンテックと家計簿アプリがもたらした法改正
(2)銀行API制度と「電子決済等代行業者」
(3)国内のビジネス化事例:貯金アプリ、決済、家計管理

4.海外の銀行オープンAPI制度
(1)欧州「PSD2」の衝撃
(2)英国で先行して実現している銀行オープンAPI
(3)海外のビジネス化事例:決済、送金、個人信用情報、販促、企業経理

5.今後の展望
(1)APIがもたらす構造変革
(2)事業会社の新しいビジネス機会
(3)金融機関はオープンAPIにどう向き合うべきか
            
6.質疑応答 ※ 録音、ビデオ・写真撮影、PCのご使用等はご遠慮ください

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