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カードローン与信管理の高度化

~利用者保護を追求した新たな与信管理~
本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2019-03-13(水) 13:30~16:30
講師 株式会社浜銀総合研究所
情報戦略コンサルティング部/主任研究員
熊倉 佑哉 氏

東京工業大学大学院修了後、浜銀総合研究所に入社 金融機関のマーケティング高度化支援や、カードローンをはじめとする与信管理のコンサルティング等に従事

概要 人口減少の進行やマイナス金利等をはじめとして、金融機関を取り巻く経営環境は一層厳しさを増す中、カードローンビジネスは、リテール部門における収益の柱となりつつありました。
しかしながら、貸金業法改正以降、貸金業者による消費者向け貸付残高が大きく減少する一方、銀行カードローン残高は増加したため、多重債務問題の再燃懸念の指摘がなされています。こうした背景のもと、銀行セクターには多重債務者の発生抑制や利用者保護等の観点を考慮した、所要の態勢整備が求められています。
本セミナーでは、これまでのカードローン市場の変遷とともに、銀行セクターが直面する課題を概観した上で、全国銀行協会「銀行による消費者向け貸付けに係る申し合わせ」 (以下、全銀協申し合わせ)等の趣旨を踏まえた利用者保護の観点から、新たなカードローン与信管理態勢の整備に関する考え方と、その取り組みをご紹介します。
セミナー詳細 1.カードローン市場動向
(1)カードローンビジネス概要
(2)カードローンビジネスを取り巻く環境変化

2.これまでの銀行カードローンビジネス
(1)リテールビジネスにおけるカードローンの役割
(2)カードローン利用顧客の特性
(3)カードローンビジネスへのこれまでの取り組み

3.カードローン与信管理にいま求められていること
 ~全銀協申し合わせ等における要点整理~
 ・保証会社依存ではなく銀行主体による与信管理とは
 ・利用者の返済能力の変化を適時適切に把握するには
 ・利用者保護を目的とした相談対応・救済措置とは
(1)社会的に求められている課題
(2)これまでの与信管理の課題
(3)これからの与信管理のあるべき姿

4.カードローンにおける従来型与信管理の概要
 ~利用者保護の趣旨と乖離した与信管理~
 ・与信管理や利用者対応など保証会社に強く依存・・・
 ・返済能力の把握が不十分・・・
  - 収入証明取得では変化検知が遅れがち
  - 給振額による年収推計は不十分
  - 返済能力は収入だけ判断できるものではない
 ・相談対応・救済措置が未実施・・・
  - 一般的な“代弁予測モデル”では、利用者の様々な状態を把握できない
  - 貸付停止だけの対策では、利用者保護の趣旨と異なる
(1)初期与信管理
(2)途上与信管理

5.カードローンにおける新たな与信管理の要点
 ~利用者保護を追求した与信管理~
 ・銀行主体による与信管理態勢の整備
 ・返済能力の把握
  - 新たなスコアリングモデル
  - 実現するためのスキーム
 ・相談対応や救済措置
  - 利用者の状態に応じた対策
(1)初期与信管理
(2)途上与信管理

6.まとめ/質疑応答 ※ 録音、ビデオ・写真撮影、PCのご使用等はご遠慮ください
補足事項 ※講師とご同業にあたる方からのお申し込みはご遠慮ください。(金融機関にお勤めの方限定) 

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