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金融機関における2020年代の新たなチャネル戦略

~フィンテックや規制緩和で変わる銀行店舗とデジタルチャネルの高度化~
本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2019-04-24(水) 9:30~12:30
講師 株式会社富士通総研
経済研究所 主席研究員
岡 宏 氏

1962年生まれ、島根県出身 86年慶應義塾大学商学部卒 地域金融機関を経て、98年株式会社富士通総研入社 銀行を中心とする金融機関向けコンサルに従事 専門は戦略(経営、チャネル、IT)、業務改革、新規ビジネス企画等、2017年より研究職
<著書>「ストラテジック・バンク ~国内金融機関の新成長戦略~」(2012年12月きんざい)
<主な論文>「なぜ銀行ビジネスは収益性が低いのか」(銀行実務2017.07)「スマートデバイスが変える銀行リテール」(金融ジャーナル2014.5)「次世代ATMと銀行サービス」(金融ジャーナル2013.10)「リレバンの将来像」(金融ジャーナル2012.12)「成長軌道に乗れるかネット銀行 ~米銀は付加価値でマスリテール層を開拓~」(週刊金融財政事情2012.6.11)など

概要 構造不況業種とまで言われるようになった我が国金融ビジネスの再生に向け、多くの金融機関で構造改革が進められている。構造改革における重要な柱の一つがチャネル戦略であり、伝統的チャネルである店舗改革とデジタルチャネルの活用に注目が集まる。
本セミナーでは、内外における具体例や具体的施策案を交えながら、[1]構造改革を前提とした「新たなチャネル戦略の方向性」を整理したうえで[2]これからの「店舗のあり方」や「高生産性店舗への転換」施策を明確化し、また、[3]フィンテック/キャッシュレス進展がチャネル戦略に与える影響等をふまえ、[4]新ビジネスモデルにおける「デジタルチャネル戦略」について検討する。
セミナー詳細 1.環境変化がもたらす伝統的金融モデルの危機
(1)近年の業績推移
(2)経営環境変化
(3)伝統的金融モデルの限界と構造改革の必要性

2.金融機関に求められる構造改革
(1)構造改革の全体像
(2)チャネル戦略の高度化による稼ぐ力の強化
(3)コスト構造改革の着眼点
(4)構造改革の進め方

3.新たなチャネル戦略立案に向けた前提整理
(1)ビジネスモデルのあり方
(2)商品・サービス戦略
(3)顧客戦略
(4)推進戦略

4.チャネル戦略の方向性
(1)既存顧客チャネルの役割の変化
(2)オムニチャネル戦略による稼ぐ力の強化

5.先進的店舗の事例からの示唆
(1)国内事例
 (a)メガバンクにおける取り組み
 (b)地域金融機関における取り組み
(2)海外事例 ~米銀などにおける試行錯誤と最新トレンド

6.これからの銀行店舗のあり方
(1)維持コストの問題(減損処理など)
(2)店舗の役割の再整理
(3)店舗の立地、スペース、態勢、機器装備
(4)規制緩和(平日休業、昼休み、複数銀行の共同店舗、銀行代理店)に伴う店舗運営の変化
(5)店舗の廃止に伴う課題検討

7.高生産性店舗への転換
(1)業務・事務実態の調査方法(ワークサンプリング、伝票調査など)
(2)調査のポイント
(3)生産性を高めるための施策
(4)高生産性店舗のイメージ(超軽量化店舗、セールス特化型店舗など)

8.キャッシュレス化に伴うチャネル戦略への影響
(1)日本のキャッシュレス化の見通し
(2)窓口業務への影響
(3)ATM削減は進むか?

9.AI・RPAの活用がもたらすチャネル戦略への影響
(1)マーケティングへの活用(見込顧客の発掘、マーケティング分析の効率化)
(2)AI・RPAの活用によるチャネルコストの削減

10.オープンAPIによる新たなチャネルの可能性
(1)活用事例
(2)銀行チャネル革新の可能性

11.デジタルバンキング時代で生き残るためのチャネル戦略
(1)経営戦略(ビジネスモデル)とチャネル戦略の整合性
(2)経営統合とチャネル戦略

12.質疑応答 ※ 録音、ビデオ・写真撮影、PCのご使用等はご遠慮ください
補足事項 ※当日の講演は最新動向を加味するため一部変更がある場合がございます。 

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