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金融機関の償却引当実務に係る今後の展望

~予想信用損失会計の概要と求められるガバナンス及び内部統制~
本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2019-02-18(月) 13:30~16:30
講師 有限責任 あずさ監査法人
大森 敏晃 氏
中川 祐美 氏
曽我部 淳 氏

【大森 敏晃 氏】
有限責任 あずさ監査法人 パートナー 公認会計士
2000年から銀行業の会計監査及びアドバイザリー業務等に従事 15年からは金融庁監督局で銀行業の貸倒引当金の見直しの議論や、IFRS任意適用に係る制度改正などを担当 18年から現職で、日本公認会計士協会の専門委員として銀行業の資産査定に関する議論に参加

【中川 祐美 氏】
有限責任 あずさ監査法人 テクニカル・ディレクター 米国公認会計士
有限責任 あずさ監査法人に入所以来、主に国内大手金融機関、その他金融機関の会計監査に従事 現在、金融アカウンティングアドバイザリー室に所属し、IFRS及び米国会計基準に関する会計アドバイザリー業務、金融商品会計に関する情報収集・情報提供業務に従事

【曽我部 淳 氏】
有限責任 あずさ監査法人 ディレクター
大手邦銀に入行後、銀行子会社で主に信用リスク管理高度化に係るアドバイザリー業務に従事 2003年に有限責任 あずさ監査法人に入所後は、金融機関向けに信用リスク管理・統合的リスク管理の高度化、バーゼル規制対応等を中心としたアドバイザリー業務に従事

概要 国際財務報告基準(IFRS)では2018年より、米国会計基準では2020年以降に、将来予測情報を反映した予想信用損失会計に基づく償却引当実務が求められます。予想信用損失会計はリスク予兆の早期把握を重視し、より透明性を高めるものとして、その適用により、金融機関の信用リスク管理の高度化も監督当局等に期待されています。
予想信用損失会計では、将来予測情報を加味することで、見積もりの不確実性と経営者の判断が伴うことから、堅牢なガバナンス体制の構築と内部統制の仕組みが不可欠です。
本セミナーでは、すでに予想信用損失会計の適用を開始している海外金融機関の事例をご紹介するとともに、期待されるガバナンスフレームワークや、将来予測情報を加味するに際して必要となるモデルリスクガバナンス及び内部統制について解説を行います。また、現行の償却引当実務をめぐる議論のアップデート情報をお伝えします。
セミナー詳細 1.金融機関の償却引当実務をめぐる国内の議論
(1)現行の実務と課題
(2)金融検査マニュアル廃止の背景
(3)融資研究会での議論、ASBJでの金融商品会計基準改正に関する議論

2.予想信用損失会計の概要とその影響
(1)IFRS及び米国会計基準で導入された予想信用損失会計の概要
(2)財務的影響
(3)信用リスク管理や経営に与える影響

3.海外事例から見える影響
(1)財務的影響分析
(2)将来情報の反映に関する事例分析
(3)ガバナンスフレームワーク事例分析

4.予想信用損失会計導入後のガバナンスと内部統制
(1)ガバナンスフレームワークと内部統制のあり方
(2)モデルリスクガバナンス

5.質疑応答 ※ 録音、ビデオ・写真撮影、PCのご使用等はご遠慮ください
補足事項 ※講師とご同業にあたる方からのお申し込みはお断りさせていただく場合がございますので、ご了承ください。 

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