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中国の金融分野におけるデジタライゼーション最前線

~決済、FintechとTechfinの論争、信用社会の構築および規制動向~
本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2018-12-21(金) 13:30~16:30
講師
株式会社富士通総研 経済研究所 上級研究員 チョウ イーリン 氏
株式会社富士通総研
経済研究所
上級研究員
チョウ イーリン 氏

1979年中国遼寧省生まれ、2002年に来日 08年東工大院社会理工学研究科修了、博士(学術) 早大商学学術院総合研究所を経て、12年より現職 ユヴァスキュラ大学(フィンランド)の研究学者、麗澤大オープンカレッジ講師なども兼任 論文・講演・執筆多数 日刊工業新聞電子版「中国イノベーション事情」にて連載執筆(2017年) 現在、SankeiBiz「高論卓説」に定期的に寄稿

概要 中国ではFintechの進展に伴い、テクノロジー企業のみならず、国有銀行など伝統的金融機関もデジタル技術を取り入れようとしており、金融分野のデジタル化が急速に進んでいる。そんな中、規制の揺らぎの影響で、これまで積極的に金融分野への進出を図ったアリババグループのアント・フィナンシャルやテンセントなどはFintech企業からTechfin企業へと標榜している。
今回のセミナーでは、中国における金融分野のデジタル化の全体的な動向を考察したうえで、決済や、保険、オンライン資産管理、P2Pなどの状況、さらに信用社会の構築へ踏み出したアクションと課題を説明する。最後に今後の方向性や規制の動向と課題を取り上げる。
セミナー詳細 1.金融分野のデジタル化の潮流
(1)デジタル・トランスフォーメーションに取り組む中国
(2)デジタル技術の産業化と産業のデジタル化
(3)金融分野のデジタルイノベーション

2.決済分野の最新動向
(1)キャッシュレス社会に対する(政府、中央銀行、企業の)考え
(2)中国におけるモバイルペイメントの普及、日本への示唆
(3)キープレーヤー(アリペイとウィーチャットペイ)間の競争、公共サービス分野への拡大
(4)新たな規制動向、法定デジタル通貨に関する検討

3.FintechとTechfinの論争
(1)Fintech産業の全体像と主な分野
(2)プラットフォーマーとして成長しているFintech企業(衆安保険など)
(3)P2Pの「爆雷」からウェルスマネジメントのゆくえの模索
(4)アント・フィナンシャルなどTechfin企業への姿勢転換の意味合い
(5)信用社会の構築に向けたアクションと課題

4.規制の動向と今後の方向性
(1)金融安定が第一との前提
(2)規制動向、規制緩和と強化のバランス
(3)金融分野の「改革・開放」は深化するか

5.質疑応答 ※ 録音、ビデオ・写真撮影、PCの使用等はご遠慮ください

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