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不動産デュー・ディリジェンスの基礎知識とオリンピック前後の不動産マーケット見通し

本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2018-11-13(火) 13:30~16:30
講師 大和不動産鑑定株式会社 東京本社
吉野川 健一 氏
平田 重幸 氏

【吉野川 健一 氏】
建築エンジニアリング部門 建築コンサルティング部 部長
東京理科大学大学院工学研究科建築学科修了後、新日本製鐵株式会社建築事業部にて建設業に約13年間従事 以後、不動産鑑定業界に身を転じ、不動産鑑定評価業務のみならず、エンジニアリングレポート作成業務、土壌汚染調査業務、メガソーラー適地判定業務等の土地・建物に係る業務のほか、機械設備や鉄道車両等の動産評価業務等、様々な評価・調査業務を手掛ける 現在、日本不動産鑑定士協会連合会「建物の精緻化検討小委員会」専門委員

【平田 重幸 氏】
鑑定・証券化部 次長
同志社大学商学部卒/明治大学大学院修了 不動産鑑定士 大和不動産鑑定 入社後、担保評価やマンション、ホテル、商業施設、ゴルフ場等の種々の鑑定評価に従事 証券化不動産については、拡大期、ファンドバブルを経て長きにわたり評価している 大手証券会社への出向中には、不動産流動化、M&Aに係る評価や評価書の審査チェック等を経験 現在、ヘルスケアチームのメンバーとして高齢者施設、病院の評価に従事するほか、研修講師や執筆活動なども行う

概要 2020年に東京オリンピックが開催されますが、開催前後の日本の不動産マーケットは、果たしてどのように変化するのでしょうか。
現在、全国的にはホテル建設が活況を呈し、都心部においては、オリンピック関連施設のほか、オフィス、マンション等が建設ラッシュとなっているなか、建築資材・人件費、土地の価格が上昇しており、全国的に不動産価格が上昇局面にあります。一方、オリンピック後に不動産価格が大きく下落すると予測する向きもあり、不動産の購入や不動産投資を考える人にとって、マーケットの変化が懸念される状況でもあります。
本セミナーでは、こういった状況の中、不動産投資判断や融資審査を的確に行うため、不動産デュー・ディリジェンスにおける着眼点である「物理的観点(エンジニアリングレポート)」及び「経済的観点(鑑定評価書)」に基づく「不動産DDに関する基礎知識」を解説し、「オリンピック前後の不動産マーケット見通し」について言及していきます。
セミナー詳細 1.不動産デュー・ディリジェンスとは

2.物理的観点に基づく調査
(1)エンジニアリングレポート(ER)
 (a)エンジニアリングレポートの意義
 (b)調査項目(建物状況調査・建物環境リスク評価・土壌汚染評価及び地震PML)の解説
 (c)各調査項目において指摘されたリスクの鑑定評価への反映方法
(2)建物に関する主な重要事項(ER 以外)
 (a)建築基準法と不動産登記法の床面積の定義と相違
 (b)新耐震基準と旧耐震基準及び耐震診断・耐震補強工事に要する費用の考え方
 (c)法定耐用年数、物理的耐用年数等各種耐用年数の意味
 (d)押さえておくべき法的規制(既存不適格建物・容積率緩和・接道要件・用途規制等)

3.経済的観点に基づく不動産の見方・評価のポイント
(1)様々な不動産の価格
 (a)市場価格・公的評価額(地価公示、固定資産税、相続税)・不動産鑑定評価額
 (b)活用の仕方
(2)不動産評価手法の概要と各手法のチェックポイント
 (a)原価法(コストアプローチ)と土地建物価格
 (b)取引事例比較法(マーケットアプローチ)と考え方の活用
 (c)収益還元法(インカムアプローチ)と収益分析における留意点
(3)各種アセット(オフィス・住宅・商業施設・ホテル)の不動産収支の見方

4.東京オリンピック前後の不動産マーケット見通し
(1)市況を取り巻く経済・社会情勢変化
(2)不動産の市場指数と変動ファクター
(3)各種アセット(オフィス・住宅・商業施設・ホテル)の不動産マーケット見通し

5.質疑応答 ※ 録音、ビデオ・写真撮影、PCの使用等はご遠慮ください

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