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損害保険会社における支払備金算出(リザービング)の理論と実務

本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2018-09-11(火) 13:30~16:30
講師 ウイリス・タワーズワトソン
保険コンサルティング&テクノロジー部門
田中 千晶 氏 シニアディレクター 部門統括
植益 啓一郎 氏 シニアコンサルタント

【田中 千晶 氏】
興亜火災海上保険にて業務、経理、経営企画部門を経験後、同社生保子会社の設立に従事し、その後1998年にウイリス・タワーズワトソンに入社 現在は、ウイリス・タワーズワトソンの保険コンサルティング&テクノロジー部門統括 同社では、ERM、リザービング、商品開発、M&A他、保険数理業務を中心とした幅広いサービスを、国内外の生命・損害・再保険会社、少額短期保険業者、共済、キャプティブ等に対して提供 また、複数の損害保険会社の保険計理人を務めており、IBNR備金の算出やリスク分析において幅広い経験を持つ 上智大学法学部卒 公益社団法人日本アクチュアリー会正会員

【植益 啓一郎 氏】
トーア再保険、スイスリーインターナショナル等にて、アンダーライター、経理、経営企画部門を経て、2013年ウイリス・タワーズワトソン入社 同社では、リザービング、キャピタルモデリングを中心としたサービスを提供 国内外の損害保険会社等、年平均20社以上の豊富なリザービング経験を持つ 早稲田大学大学院修士課程修了(建設工学専攻)、公益社団法人日本アクチュアリー会準会員

概要 損害保険会社が国際財務報告基準第17号(IFRS17)や保険監督者国際機構(IAIS)による国際資本基準(ICS)に対応していくためには、支払備金について、ベストエスティメイト・リザーブ、将来キャッシュフロー、さらにはリスク量までも把握することが必要となります。また、これらに対応するためにはIBNR備金を含めた支払備金を統計的に見積もることが必須となります。一方で、現行の日本の損害保険会社の決算では、支払備金について統計的な見積もりが求められるのは一定条件を満たす種目に限定されているため、今後の実務面での対応に大きな不安を感じておられる方も多いと考えます。本セミナーでは、支払備金の統計的な見積方法の理論と、実務でよく見られる諸課題やその対応方法等について豊富な実例を用いてご説明します。支払備金の算出担当者および評価担当者の方々の参加を想定していますが、今回は、実務経験の少ない方でも理解できるように基礎的な内容を中心とする予定です。
セミナー詳細 1.理論
(1)基本的な手法
  (a) チェーンラダー法
  (b) ボーンヒュッター・ファーガソン法
(2)その他の手法の紹介
  (a) Cape Code法
  (b) GLM法

2.実務
(1)分析用トライアングル・データの準備
(2)チェーンラダー法の適用における検討事項
(3)ボーンヒュッター・ファーガソン法の適用における検討事項
(4)最終発生保険金の算出における検討事項
  (a) 複数手法の結果比較と選択
  (b) 引受年度別データの調整
  (c) 再保険控除前から控除後への調整
(5)バックテスト

3.リスク管理における支払備金分析
(1)支払備金リスクの評価方法
  (a) 解析的手法による評価
  (b) シミュレーションによる評価
(2)支払備金リスクのタイム・ホライズン
  (a) ライフタイムのリスク量
  (b) 一年分のリスク量調整

4.質疑応答 ※ 録音、ビデオ・写真撮影、PCの使用等はご遠慮ください
補足事項 ※講師とご同業にあたる方からのお申し込みはお断りさせていただく場合がございますので、ご了承ください。 

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