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金融検査マニュアル廃止が与える銀行実務への影響

〜将来予測的な引当と査定・リスク管理を巡る今後の展望〜
本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2018-08-20(月) 13:30~16:30
講師 新日本有限責任監査法人
金融事業部
神崎 有吾 氏 アソシエート・パートナー
石川 浩次郎 氏 シニアマネージャー

【神崎 有吾 氏】
格付投資情報センター・金融工学研究所を経て、大手監査法人に入所 IFRS9対応、統合的リスク管理(ERM)や信用リスクのコンサルティングや会計監査に従事 2009年~11年、金融庁監督局総務課バーゼルII推進室に出向し、バーゼルII(信用リスク、市場リスク、オペリスク)の業務に従事 15年に新日本有限責任監査法人入所後は、IFRS9やCECAL対応、統合的リスク管理(ERM)の整備・高度化支援、各リスクの計量化・モデル構築支援、内部監査サポート、国内外の規制遵守に係るアドバイザリーを提供 著書等:『これで納得! 信用格付モデルの実際』(共著、金融財政事情連載)

【石川 浩次郎 氏】
2004年、新日本有限責任監査法人入所 銀行、証券会社、保険会社等、様々な金融機関の監査業務に従事 現在は、金融機関に対する財務会計アドバイザリーチームに所属し、各種アドバイザリー業務に従事 金融商品のバリュエーション支援、事業再生支援(財務DD、事業DD、事業計画策定、スキーム策定、金融機関交渉支援等)、IFRS関連支援、決算早期化等BPR支援等 日本公認会計士協会 銀行業金融商品等専門部会 専門委員(2013-15年)、日本公認会計士協会 会計制度委員会金融商品専門委員会 専門委員(2018年-現在) 『業種別会計シリーズ 銀行業』(第一法規)を共著

概要 今、金融機関の自己査定・引当・償却制度を巡る動きについて、大きな転換期に差し掛かっています。
金融検査マニュアルの廃止が公表され、形式・過去・部分重視の検査・監督から、実質・未来・全体重視の検査・監督へと変わることが想定されます。その中で、自己査定や償却・引当も、それぞれの実態を踏まえた将来予測的な対応が、柔軟に実施可能となることが想定されます。
本セミナーでは、本邦における自己査定・引当・償却制度が、近い未来、どのような方向に変わっていく可能性を有するのか、制度動向のみならず、実務的な立場から解説を行う予定です。
セミナー詳細 1.金融検査マニュアルの廃止の影響
(1)金融検査マニュアルの廃止の背景
(2)金融検査マニュアルと引当制度の関係
(3)金融検査マニュアルの格付制度・債務者区分制度への影響

2.将来予測的な引当の概要
(1)国際的な会計基準との相違を踏まえた、日本の会計基準開発の方向性
(2)日本の金融機関が将来予測的な引当を適用する上での課題
(3)将来予測的な引当のポイント
(4)グルーピングに係る実務論点
(5)将来予測に係る実務論点

3.将来予測的な引当導入の影響
(1)財務諸表に与える影響
(2)自己資本比率規制に与える影響
(3)信用リスクの内部格付制度への影響

4.将来予測的な引当とリスク管理のあり方、リスクアペタイト構築
(1)内部格付手法に基づく引当計算
(2)RAFとストレステスト、規制資本管理の関係
(3)銀行の営業戦略・融資戦略への影響

5.質疑応答 ※ 録音、ビデオ・写真撮影、PCの使用等はご遠慮ください
補足事項 ※講師とご同業にあたる方からのお申し込みはお断りさせていただく場合がございますので、ご了承ください。 

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