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アパート・マンションローンにおけるリスク管理の高度化

本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2018-01-23(火) 9:30~12:30
講師 有限責任監査法人トーマツ
金融インダストリーグループ
岡田 嘉邦 氏 シニアマネジャー 不動産鑑定士

りそな銀行(旧大和銀行)、大手不動産鑑定会社、デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー合同会社(DTFA)を経て、現職 金融機関向けに、不動産を切り口とした監査の高度化、アパマンローンリスク管理体制の高度化、不動産担保評価の高度化などの各種支援業務を提供している

概要 日本銀行の「貸出先別貸出金」によると、新規不動産業向け貸出が大きく伸びており、平成28年事務年度の金融行政方針においても、経済・市場環境が大きく変化した際に当該貸出が金融機関の健全性に与える影響について検証することとされている。
こうした状況に鑑み、不動産業向け貸出(主にアパート・マンションローン)に焦点をあて、多くの金融機関が抱えている課題(入口審査、中間管理など)を踏まえ、アパマンローンのリスク管理の高度化(家賃、空室率予測、事業収支シミュレーション、安全性分析、担保評価、稼働状況モニタリング、ポートフォリオベースのデータ整備・分析、財務ストレスモデル等)についての具体事例、金融機関の取組事例などを交えて解説を行う。
セミナー詳細 1.不動産融資リスク管理の高度化が求められる背景
(1)担保評価・不動産融資リスク管理高度化が求められる背景
(2)外部環境(人口、住宅ストック数、空室率、不動産業向け融資など)

2. 金融当局の問題意識と今後の動向
(1)金融当局の問題意識と与信管理上の着眼点
 (a)金融庁による実態調査
 (b)日本銀行による考査 など
(2)金融検査指摘事例と検査目線
(3)金融当局の動向

3. 入口審査の高度化
(1)事業収支シミュレーション
(2)安全性分析
(3)入口審査に関する金融機関の取組事例
 (a)アナリティクスを活用した将来予測
 (b)想定賃料モデル など

4. 収益物件の担保評価(収益還元法)
(1)収益還元法の概要と適用例
(2)運営収益、運営費用、純収益及び還元利回りの査定における留意点
(3)収益還元法の適用に関する金融機関の取組事例
 (a)賃料査定
 (b)空室率査定
 (c)運営費用の査定
 (d)還元利回りの査定 など

5. 中間管理の高度化
(1)物件の稼働状況のモニタリング
(2)ポートフォリオ分析
 (a)与信ポートフォリオ分析
 (b)不動産KPI分析
 (c)ローン状況分析 など
(3)デフォルト・遅延事例の分析
 (a)物件収支の悪化
 (b)資金流出 など
(4)財務ストレスモデル
 (a)マクロストレスシナリオ など
(5)中間管理に関する金融機関の取組事例
 (a)サブリース契約物件の管理
 (b)大規模修繕費用の状況把握 など

6. オペレーショナルアセット(ヘルスケア施設・ホテル等)のリスク管理
(1)オペレーショナルアセットを取り巻く環境
(2)オペレーショナルアセットの特徴とリスク管理

7.質疑応答 ※ 録音、ビデオ・写真撮影、PCの使用等はご遠慮ください
補足事項 ※事前に講師へのご質問がございます方は、12月22日までに連絡事項欄またはお問い合わせフォームからご連絡ください。
※講師とご同業にあたる方からのお申し込みはお断りさせていただく場合がございますので、ご了承ください。 
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