アセットマネジメント・ビジネスの新展開~激変する機関投資家事業とその将来展望~ |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2002-12-04(水) 13:30~16:30 |
講師 |
ワトソンワイアット 取締役・コンサルタント 森本 紀行 氏
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セミナー詳細 |
世界のアセットマネジメント業界では、中核分野である機関投資家事業の方法が、大きく変わろうとしています。ここ数年来の多数の合併・買収による業界再編は、そうした変化の原因でもあるでしょうし、結果でもあるでしょう。また、最近では、主力の株式運用資産の時価減少が、収入の減少にそのまま跳ね返って多くの会社の経営を圧迫し始めています。檄変する環境の中で、機関投資家事業に基盤を置く会社に、いま強く求められるものは、経営の手腕です。徹底した顧客志向性、トータル・ソリューション提供、顧客/プロダクトのフォーカス、効率的アウトソーシング、アライアンス戦略、タレント確保の方法、などの経営革新を抜きにしては、もはや誰も生き残れません。特に、日本のように、もともとの収益基盤が弱いところでは、なおさらです。今回は、機関投資家事業の構造変化と、日本の運用会社の生き残りへ向けた経営課題を説明します。 講義詳細 1.徹底した顧客志向性 (1)プライベート・バンキング的哲学の機関投資家事業への適用 (2)絶対収益志向 (3)オポチュニスティックな判断 (4)資産を「預かり」、「守り」、「増やす」という根本理念 2.トータル・ソリューション提供 (1)資産運用サービス全体の包括受託 (2)コンサルティングの資産運用事業化 ⇒ アセット・アロケーション/マネジャ・ストラクチャ/マネジャ選択/運用実行/モニタリングの一体化 3.顧客/プロダクトのフォーカス (1)プロダクト・フォーカス ⇒ ニッチ/保守的経営 (2)顧客フォーカス ⇒ マルチ・プロダクト/積極展開(M&A)/トータル・ソリューション 4.効率的アウトソーシング (1)顧客フォーカス ⇒ マルチ・プロダクト ⇒ 競争力のない分野の再委任/委託 (2)ディストリビューションの分離 ⇒ トータル・ソリューション・プロバイダへのアウトソーシング 5.アライアンス戦略 (1)特定パートナーとの間の再委任/委託関係の恒常化 (2)グローバル化の必要性と、グローバル組織運営の困難 6.タレント確保の方法 (1)ビジネスの安定化が鍵 (2)買収/合併が強制する不本意な境遇を「救済」すること 7.コンサルティング会社の存在意義の後退 (1)形式的な「コンプライアンス」のためのビジネス (2)トータル・ソリューション・プロバイダのコンサルティング機能優位へ 8.質 疑 応 答 ※ 録音・ビデオ撮影等はご遠慮下さい |
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