保険リスクと金融・財務リスクの統合管理 |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 1999-04-22(木) 14:00~17:00 |
講師 |
三井海上基礎研究所 リサーチャー 後藤 和廣 氏
中央大学 商学部 非常勤講師 |
セミナー詳細 |
アメリカ、ヨーロッパの保険・金融関係者の間で「金融市場と保険市場の融合」やART(リスク移転代替手段)と いうことが話題になっているが、統合リスクマネジメント(integrated risk management)もその一環である。 統合リスクマネジメントとは、発生事由に関連性が無いリスクを統合して管理することによりリスクコストの削減 を図ることである。例えば、為替の変動リスクと生産設備の火災・爆発リスクとを統合して管理することである。 保険リスクと非保険リスクを統合的に管理すれば、リスクコストは大きく下げることができるといわれている。 統合リスクマネジメントは2~3年前よりアメリカやヨーロッパで話題になり始め、現在では保険、リスクマネジ メントや金融関係の専門誌で取り上げられる機会が増加している。しかし、実施例はまだ少なく、理論面からも基 本的な概念やその構造、及びメリット・デメリットを紹介したものは殆ど見かけない。 このセミナーでは、金融リスクのうち、市場リスクと信用リスクの管理手法やキャピタルアロケーションの考え方を保険リスクに援用し、統合リスクマネジメントの基本的な概念を説明する。そして、現在ある保険、ART、金融商品を使いどのようなプログラムが構築できるのか検討する。 講義詳細 1.金融機関のリスク (1)金融・財務リスクの概要 (2)リスク管理における資本の重要性 2.金融・財務リスクのリスク量の計量化 (1)市場リスクの計量化 (2)信用リスクの計量化 (3)キャピタル・アロケーション 3.保険リスクの計量化 (1)未発生損失のリスク量 (2)未確定の損失のリスク量 4.金融・財務リスクと保険リスクの統合マネジメント ~統合キャピタル・アロケーション (1)統合リスクマネジメントに必要な資本 (2)リスク処理コスト引き当て 5.統合リスクマネジメントの展開 (1)リスク・コントロール (2)統合リスクマネジメント・プログラムの構築 (3)デュアル・トリガー、マルチ・トリガー (4)グローバル・プログラム 6.リスク・ファイナンシング手段 7.質 疑 応 答 ※ 録音・ビデオ撮影等はご遠慮下さい |
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